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『10日間で男を上手にフル方法』を観て、人見知りのデート攻略法を学んだ気がする

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 人見知りの悩みの一つに、「デートができない」というのがあります。沈黙に耐えられないからドライブは地獄だし、意思疎通が図れないのに遊園地とかフェスとか鬼だし、そんな時こそ映画がいいと言われているけれど、鑑賞後のアレコレを考えただけで死にたいし。だから写真展とかアート展とか博物館も然り。ってか、そういうの一人で観たい...。もう私はデートどころか恋すらできないんじゃないか...。一体、どしたらええの...。
 前置きが長くなりましたが、『10日間で男を上手にフル方法』を観ました。人見知りは打ち解けるまで最低半年を要するわけで、10日間じゃフルどころか会話すらまともにできないのですが、この映画からは初期デートの乗り切り方のヒントをもらった気がします。

 主人公のアンディ(ケイト・ハドソン)は、女性誌「コンポージャー」のハウツー担当記者。ある日、男性が嫌がる行動をわざと取って「10日間でフラれる方法」という逆ハウツー記事を書くことに。一方、広告代理店マンのベンジャミン(マシュー・マコノヒー)は、クライアントの契約権をめぐり、「10日後までに特定の女性を落とす」という賭けをすることに。そして、運悪く出会ってしまったアンディとベンジャミン。目的の異なる一組の男女が、10日間のあいだにありとあらゆる駆け引きを繰り広げるというお話です。リア充です。

 気になったのが、劇中、たびたび登場するバスケ観戦です。特にアンディとベンジャミンは知り合った翌日にバスケ観戦に出かけるのですが、それまで(1日足らずですけど)都会的カップルとして気取っていた2人は、お互いフランクになるんですね。それを観て思いました。初期デートにスポーツ観戦って案外アリなのかもしれん、と。数時間拘束されるという意味では映画館みたいに距離が近くなるし、非日常空間という意味ではフェス的なエンタメ性もある。それに、結果は勝つか負けるかだけ、という意味でとてもシンプルです。感想やら解釈をめぐって気まずくなる心配がありません。勝てば「良かったね」で祝杯をあげればいいし、負けても「残念だったね」でお酒を飲めばいいんです。しかもリーグ戦なら、次の試合にまた誘うという口実が作れます。いいじゃないですかスポーツ観戦。何だか盲点を突かれた気がしました。

 今後、あわよくばデートなぞする機会があるならば、「スポーツ観戦」を選択肢に入れてみようと思います。でも、やっぱり10日はハードルが高いやあ...。

(文/ペンしる子)

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