もやもやレビュー

周りの人が全員敵に見える時は、『ブラック・スワン』を観て落ち着こう。

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 合コンとか行きますか?という話題で、自分だけ何も聞かれませんでした。『ブラック・スワン』を観ました。白鳥の湖と現実の世界がシンクロしてしまった、神経症的なバレリーナ(ナタリー・ポートマン)の話。ミッキー・ローク主演の『レスラー』とは元々ひとつの企画だったそうで、この2作は姉妹編という位置づけになっているそうです。

 一流バレエ団に所属するバレリーナのニナ。念願叶って白鳥の湖の主演に抜擢され、純真無垢なホワイト・スワンと官能的なブラック・スワンの2役を演じることになるも、プレッシャーからどんどん精神が崩壊していきます。彼女本来のパーソナリティはホワイト・スワン寄り。でもブラック・スワンを演じるために、監督から「自分で触れ」という宿題を出されたり、いきなりキスされて胸を揉まれたりと、数々のセクシャル・ハラスメントを受けます。で、しまいには幻覚と現実の区別がつかなくなり、大変なことに。

 彼女の目には、周りの人がみんな敵のように映ります。敵を作り出してるのは自分。道に落ちていた犬の糞を踏んでしまった時、それが何者かによって仕組まれたものなのか、偶然落ちていたものなのかを決めるのは自分なのです! 

(文/鬱川クリスティーン)

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