『スタンド・バイ・ミー』を観て、グーフィーはいったいなんの動物か考えた。
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今回はど真ん中直球です。友達に関する映画です。『スタンド・バイ・ミー』。どうでもいいですが、『スタンド・バイ・ミー』って聞いたら、ベトナムのサンドイッチのバインミーを思い出すんですよねえ。ホントにどうでもいい・・・。やっぱり一般の人にとっては映画は観たことなくてもベン・E・キングの主題歌が有名なのでその音楽が流れだすんですかね。
12歳、小学校6年生の男子たち4人が、中学校にあがるとそれぞれ別の道に進んで疎遠になることを感じつつも、最後の冒険『死体探し』に出かける物語です。4人のうちのひとり、内向的なゴーディの回想というカタチで語られます。最後、ゴーディが『12歳のときのような友達はもう二度とできない』と語っているように、思春期ちょっと前の男子だけが持つ、独特のノリと友情が描かれます。友達がいた人にとっては感傷に浸ることができ、いない人にとってはあったかもしれない過去として、十分友情ってやつを追体験できることでしょう。
でも僕が注目したいのは、死体探しに出かけて森のなかで一泊するシーン。夜の会話です。物語でも「たわいがないがこの時の僕らには重要な課題だった」と言っていますが、とにかくしょーもない。ミッキーはねずみ、ドナルドはアヒル、グーフィーはいったい何か。今まで食った食べ物のなかで何が1番おいしいか、あのテレビはやらせだ、など12歳男子のバカさがうまく描けています。うんこという単語で爆笑するセンスですね。中二病ではなくて十二病ってやつですか。そんなことはどうでもええねん。結局グーフィーっていったいなにもんやねん。そこ気になって夜も眠れへんやんけ・・・。こんなしょーもない話題に付き合ってくれる友達がいたらなあ・・・。ということでグーフィーに関する情報、もしくはグーフィートークしてくれる友達募集中です。
(文/神田桂一)