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『タクシードライバー』を観て、友達ができる近道を学ぶ

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 今日は根本的な問いかけから始めたいと思います。友達がいない人のための映画ってなんなんでしょうか。そうです。このサイトの趣旨です。僕が考える友達がいない人のための映画、それは実際に友達のいない人物が主人公の映画のことです。そこには共感も、そしてもしかしたら解決策もあるかもしれません。

 ということで、今回は友達いない主人公の代表的な映画『タクシードライバー』を。主人公のタクシードライバー・トラヴィスはまったく友達がいません。鬱屈して孤独な毎日、その状況をなんとか変えたいと思っていますが、やることなすこと全て空回り。例えば、お客として乗せた女性に惚れて、デートに誘うことまでは成功しますが、人との付き合いに慣れていないので、なぜか初デートにハードコアポルノ映画を観に行ってしまいます。もちろんこっぴどく振られます。

 僕の大学時代、初デートで『メリーに首ったけ』を観に行って速攻でフラれた同級生がいました。もちろんこっち側の人間です。その後自分の承認欲求を満たすために、自分の考える「悪」の存在を銃でやっつけることを計画します。そしてこれは有名かもしれませんが、急にモヒカンにします。そりゃ友達できませんよ。もうやることなすこと共感しまくりです。
 とりあえず、初デートにはポルノを見に行かない、銃に興味を持たない、急にモヒカンにしない、これが友達ができる近道のようです。

(文/神田桂一)

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