もやもやレビュー

過去に戻って友達を作りたくなる。『サマータイムマシン・ブルース』

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 とあるサイトからの迷惑メール以外で携帯が鳴らないのが寂しいので、サイトのことを斎藤と呼ぶことにしています。もちろん返信はしません。

「SF研究会」を名乗るもほとんど活動せず、部室でダラダラしているだけの部員たち。ある日クーラーのリモコンが壊れてしまったことをきっかけに未来からタイムマシンに乗って男が登場。リモコンを直すためにタイムマシンで昨日に行くものの、いつものおふざけメンバーのせいで次から次へと問題が起こってしまってさあ大変! というドタバタ劇です。

 『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が、自身の出身地・香川県でロケを行ったというこの作品。同じく香川でロケが行われた後年の本広作品『UDON』『曲がれ!スプーン』との関係性も深く、本作に登場した役者、または同じ役柄が登場しています。

 さて、物語の軸はタイムマシンによる過去への移動なんですが、正直タイムマシンとかリモコンとかはどうでも良くて、とにかく部員たちの仲の良さに腹が立ちます。部室でダラダラして、ふざけ合って、みんなで野球して、ふざけ合って、銭湯行って、ふざけ合って、部室帰ってきて、ふざけ合って、なにもしなくて、ふざけ合って......。なんなんだよ! こんな学生生活ねえよ!! 大体こんな感じの良い感じの友達関係を映画が見せるから、「あ、こんな友達関係いいな、俺はいないな、俺はだめだな」ってなるだけで、実際みんな友達とかいないんじゃないの? ん? おそらくタイムマシンが登場しない映画でもこのメンバーを使えば何か楽しい映画になるでしょう。

(文/前髪ナガレ)

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