ネタ劇場
ときめく英語

文句、言い訳、角が立ったり歯が浮いたり。日本語で言いにくいことも、英語で言えばときめける! 不条理な毎日をサバイブするために。英語のセリフを、映画から学ぶコーナーです。

イマドキ青年が日常的に使うであろうスラング。『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

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 海外留学を経験してよく思うことは、ティーンエイジャーの英語学習者たちは、スラングの覚えが早い! やっぱり正しい文法よりも、毎日使える砕けたスラングを使うことでネイティブに一歩近づいた感が増すのかも。ジェジー・アイゼンバーグ主演のアクションコメディー『ピザボーイ 史上最凶のご注文』にも、イマドキ青年が使いそうなスラングが多く盛り込まれてます!

①10代の青年が言い合いしてそうなフレーズ。
"You an adult? You had a Lunchables for dinner last night. You're fucking man-child."
(おまえがオトナだって? 昨日の夜ランチャブル食ってたじゃねえか。おまえは幼稚な男だ)
解説:ランチャブルは米国でキッズに大人気のクラッカーセット。また"man-child"はスラングで「精神的に幼稚な男の人」を指します。

②華麗なキックを披露するとき。
"You want to pop off? Look at this!"
(おめえ死にてえか?これを見ろ!)
解説:"pop off" はスラングで「死ぬ」のほかに「急に出て行く」や「強がりを言う」などいろんな意味があります。

③フラストレーションが溜まったら。
"I just want this goddamn day to be over."
(俺はただこのクソみたいな日を終わらしたいだけなんだ)
解説:"goddamn"は「ちくしょう」や「くそ!」などフラストレーションが溜まったときに使うスラング。

④悪いことをしちゃったとき。
"Oh, man, I'm totally implicated!"
(まじかよ、俺完璧に関与したぜ!)
解説:"Oh man" は、どこでも毎日聞く表現!「まじかよ」「やっちまった〜」「なんてこった〜」みたいな感じで使われるのは日常茶飯事。


⑤「金持ちだ!」をスラング風に。
"You are a pimp!"
(おまえは金持ちだ!)
解説:"pimp"はもともと売春を斡旋する人のことを指していましたが、MTVなどでこのワードが用いられるようになり、黒人の間で「クール」「成金」という意味でも使われるようになったのだとか(諸説あり)。

⑥友達が意味のわからない音楽を勧めてきたら。
"It doesn't mean a lot to me. It means a headache to me."
(この曲は俺にとって意味なんてねえ。頭痛しかしねえ)
解説:"It means a lot"は直訳すると「大きな意味がある」。なので感謝の気持ちを表すときに「ありがたい」という意味で使われます。この表現はその逆。

⑦名詞を動詞にしちゃう。
"I Netflixed it six month ago. It's been sitting on my coffee table. It's so dumb."
(6ヶ月前からNetflix見てる。ずっとコーヒーテーブルに座ってさ。間抜けだよな)
解説:最近はスラングで「Netflix」や「Google」などを動詞として使うことが多いです。 "ed"をつけて過去形に、"ing"をつけて現在進行形に。

⑧よく耳にするし、よく使うことができるスラング。
"This is scaring the shit out of me ."
(くっそビビった!)
解説:"scare the shit out of me"で「かなりビビった!」というスラング。 "This"などの主語を "You" や "He"など、その場のシュチュエーションによって変えて使うとよりネイティブ感UP。


 本作の主人公は30分の配達時間も守ることができないダメダメピザボーイ。そんな彼が時限爆弾を取り付けられ銀行強盗をする羽目になってしまうコメディで、窮地に立たされたときのハイテンションなスラングを学んでみてくださいね。

(文/トキエス)

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