涼やかな庭 コケテラリウムって何?

ガラスのキャニスターにヒノキゴケ、タマゴケ、ホソバオキナゴケ、コツボゴケを植えつけ。撮影:田中雅也
ガラスの容器に入れて部屋で楽しむコケテラリウム。置き場をあまり選ばず、手間もかからず、清潔感もあり、園芸ビギナーにおすすめです。テーブルや棚、デスクまわりで手軽にコケを育ててみませんか。苔クリエイターの石河英作(いしこ・ひでさく)さんに、コケテラリウムの基本を教えていただきました。

* * *


■特徴1 とにかくメンテナンスがラク

コケは湿度を好み、弱い光の中でも育つ種類を選べば、「コケテラリウム」を楽しめます。ふたをした容器を使うことで、水やりは2〜3週間に1回でOK。一年中いつでも植えつけできるので、育てたいときに始められます。

■特徴2 インテリア感覚で好きな場所に

本が読める明るさがあれば、コケテラリウムはどこに置いても楽しめます。
テーブルや棚に飾ったり、デスクまわりに置いたり。小さなコケがくつろぎの空間をもたらします。

■特徴3 乾燥を好む種類は不向き

気をつけたいのは、コケ選び。テラリウムで育てやすいコケと難しいコケがあります。盆栽に使われるギンゴケやスナゴケは、乾燥した環境を好むので避けましょう。
また、コケ玉に使われるハイゴケは初心者には難易度が高くなります。
※テキストではおすすめの品種やつくり方、管理方法を詳しく紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2019年8月号より

NHKテキストVIEW

NHKテキスト趣味の園芸 2019年 08 月号 [雑誌]
『NHKテキスト趣味の園芸 2019年 08 月号 [雑誌]』
NHK出版
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム