クリスマスローズ 1年間のお手入れスケジュール

ピコティーの花。撮影:今井秀治
クリスマスローズが咲き始める2月は、イチ押しの苗を並べた展示会が各地で行われたり、園芸店では特設コーナーができるなど、一堂にいろいろな種類が並びます。お気に入りの苗を購入できたら、管理のタイミングを覚えましょう。園芸研究家の小黒 晃(おぐろ・あきら)さんに、クリスマスローズの年間お手入れスケジュールを教えてもらいました。

* * *

購入から来年の花が咲くまで、季節ごとに水やりや肥料の回数、置き場を変えることで健やかに育ちます。管理のタイミングを覚えて、来年もよい花を咲かせましょう!

■1〜2月

苗を購入
植え替えて、日が当たる戸外に置きます。晴れた日が続くなら毎日、表土が乾いたらたっぷり水やりを。

■3月

花茎を切り取る
次第に緑がかったり、退色するので、花茎を根元付近からハサミで切り取ります。
肥料を施す
花が咲き、葉を茂らせた株に栄養補給として肥料を施します。3月上旬に土の上に肥料を規定量置きましょう。水やりのたびに成分が溶け出して土中の根に届きます。

■5〜9月

直射日光が当たらない場所へ移動
室外機の前や上は避けます。

■10月

 
日当たりへ移動、古い葉を切る、植え替え
新しい葉が伸び出したら、傷んだ古い葉を根元から切り取り、新しい葉に日が当たるようにします。同じ鉢か一回り大きい鉢に植え替えをしましょう。

■10〜3月

 
1か月に1回肥料を施す
葉や花芽が伸び出す季節。成長を助けるために施肥を。

■12月以降

 
蕾がふくらみ、花の季節は間近!
クリスマスローズの栽培に自信がつくころ。新しい苗を買うなど、栽培をステップアップ!
■『NHK趣味の園芸』2018年1月号より

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