野宮真貴流「今が最高の私」と言えるために続けられる"普通"のこと

おしゃれはほどほどでいい 「最高の私」は「最少の努力」で作る
『おしゃれはほどほどでいい 「最高の私」は「最少の努力」で作る』
野宮 真貴
幻冬舎
1,430円(税込)
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 おしゃれとは何かわからない。自分には何が似合うかがわからない。そんな悩みを持っている人は案外多いはず。さらには年を重ねるにつれ、若さで乗り切っていた部分のごまかしが効かなくなり、おしゃれ迷子になってしまう人も......。

 それならば、おしゃれを熟知しているカリスマに教えを乞うのが手っ取り早い! というわけで今回ご紹介するのが、元ピチカート・ファイヴのヴォーカリスト、野宮真貴さんが執筆した『おしゃれはほどほどでいい』です。

 現在57歳にして歌手としての活動を精力的に続け、ファッションやメイクへの遊びゴコロも忘れない野宮さん。大事なのは「年を重ねることで変化する身体(からだ)や気持ちを客観的に観察して、おしゃれやメイクや美容によって自分を絶えずアップデートしていくこと、それを休まず続けていくこと」(本書より)だと言います。

 たしかに、女性として美しくあるためにこの志はとっても大切! けれど、実際に続けるのってむずかしい。面倒くさいし疲れるし、なんならお金だってかかるし。そうした現実の壁にも、野宮さんはこんなふうに答えてくれます。

「美容もおしゃれも再現なく追求せずに、『ほどほど』に効率的で効果的なやり方で美人になって、余った時間とお金で他のことを楽しむ。その方がトータルで幸せだと思うのです」と。そこで本書には、おしゃれをほどほどに楽しむための野宮流方程式が惜しみなく紹介されています。

 たとえば、最初に出てくるのが「服を着る時、いつも赤のことを考えましょう」。赤は大人の女性を魅力的に見せてくれる魔法の色。若い時とは違う意味で元気に見せてくれるし、心理学的にも赤には気分を高める効果があるのだそう。真っ赤なドレスを着るのは少し勇気が要るという人は、まずは赤い口紅やハイヒール、ランジェリーなどから始めてみるとよいかもしれません。

 それから、センスがない人でもおしゃれに見せてくれる使い勝手のよい「黒」。そして、女性の顔を美しく輝かせるレフ板効果がある「白」。赤、白、黒は昔から日本人が大切にしてきた色ですが、最強の基本色と言えるのだとか。......ふむふむ、なんてわかりやすい! この基本を覚えておけば、色合わせで悩むなんてことはもうなさそうです。

 さらに、「世界一シンプルなおしゃれの法則」「最終的には、靴ですべてが決まる」「アクセサリーはどんどん重ねる。多すぎたら外せばいい」「年齢が表れやすい手は手袋でうまく隠す」など、おしゃれカリスマならではのアドバイスが次々に登場し、参考になることといったら!

 できれば年を重ねても「今が最高の私」と言いたいもの。そのために無理のない範囲で毎日実践できる"普通のこと"がこの一冊には書かれています。そしてこれらも全部が全部、おこなう必要はないんです。何をして、何をしないか。それを取捨選択して自分なりのスタイルを作っていくこともまた、大人のおしゃれの楽しみ方となるに違いありません。

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