水耕栽培で香味野菜&モヤシ

撮影:渡辺七奈
土を使わない水耕栽培は、清潔感があって冬の室内での野菜作りにぴったり。鍋で楽しみたいクレソンとミツバ、モヤシの栽培方法を、園芸家の深町貴子さんに聞きました。

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■土やプランターを使わずに室内で野菜が育てられる!

水耕栽培は、スポンジなどで株を支え、容器に肥料を溶かした培養液を入れて野菜を育てる方法です。土やプランターが不要で清潔感があり、冬の室内でも気軽に始められます。ガラスなどの透明の容器を使えば、きれいな白い根の様子も観察できて、グリーンインテリアにもなります。
鍋料理のアクセントにもなるクレソンとミツバは、キッチン用のスポンジにタネをまき、培養液を入れたグラスなどで育てます。ベビーリーフの収穫まで2か月以上と、少し時間はかかりますが、どちらも多年草なので、翌年以降も長く楽しめます。
モヤシは、スポンジも培養液も不要で、タネと水分だけで5日間程度でできるスピード野菜です。鮮度が落ちるのが早いため、新鮮なモヤシを楽しめるのは自家製ならでは。冬の鍋料理で、収穫したてのシャキシャキのモヤシを味わいましょう。
どちらも大切なのは、栽培環境を清潔に保つこと。できるだけタネを手で触らないようにし、培養液や水はこまめに交換しましょう。
具体的な栽培方法は、テキストをご覧ください。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年1月号より

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