『月刊予告編妄想かわら版』2026年8月号
『オークストリートの異変』(8/14公開)より
毎月下旬頃に、翌月公開の映画を各週一本ずつ選んで、その予告編を見てラストシーンやオチを妄想していく『月刊予告編妄想かわら版』六十回目です。
果たして妄想は当たるのか当たらないのか、それを確かめてもらうのもいいですし、予告編を見て気になったら作品があれば、映画館で観てもらえたらうれしいです。
8月公開の映画からは、この四作品を選びました。
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『オークストリートの異変』(8月14日公開)
公式サイト:https://oak-street.jp/
予告編:https://youtu.be/5d4CbvA3D2U
2010年代のマイベスト映画に『アンダー・ザ・シルバーレイク』という作品があります。ハリウッドの闇と陰謀論を混ぜたかのような、エッジの効いたその物語を手がけたデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督×J.J.エイブラムス製作×アン・ハサウェイ主演のサバイバル大作『オークストリートの異変』。
オークストリートという街に住むある一家(父・ユアン・マクレガー、母・アン・ハサウェイ、娘と息子に愛犬)が朝食で深夜に起きたことを話しているシーンがあります。息子が「昨日の夜、変な光見てない? 風がとっても強くて、犬が吠えてた」と言うと父は「UFOかもよ。エイリアンとか」と少しからかうような会話があります。
しかし、不思議な光が町を染めて、水が出なくなり電気も来なくなる。そして、街から出ようとすると大地が削り取られており、街の住人たちが閉じ込められていることが判明します。さらに街には獰猛な恐竜が現れて、人間を襲う。果たしてこの一家はこの異変から脱出することができるのか?
ここからは妄想です。J.J.エイブラムスが関わっているので、父の「UFOかもよ。エイリアンとか」という発言が実は事実だったというラストもありえそうです。宇宙人が太古から恐竜をこの街に連れてきて、人間がどう抗うか、殺されるかを鑑賞しているゲームだったというラストではないでしょうか?
『オークストリートの異変』
8月14日(金)より日米同時公開
配給:東和ピクチャーズ・東宝
© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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『左利きの少女』(8月14日公開)
公式サイト:https://cinema.starcat.co.jp/left-handed-girl/
予告編:https://youtu.be/MnkNvO5UVfc
『ANORA アノーラ』で第77回カンヌ国際映画祭においてパルム・ドールを受賞したショーン・ベイカーが編集・製作、そして監督のツォウ・シーチンと共に脚本を手がけた台北を舞台にした『左利きの少女』。
5歳のイージンはシングル・マザーのシーフェンとハイティーンの姉イーアンと台北で暮らしていた。祖父の家でイージンは利き手である左手を"悪魔の手"だから使うなと言われてしまう。そして、家賃を滞納して立ち退きしろと迫られる状況に、イージンは"悪魔の手"で稼ごうと万引きをするようになっていくシーンも予告編で見ることができます。
ここからは妄想です。イージンが涙を流しながら右手で包丁を持っているシーンも予告編にあります。また、母や姉も家族に隠している秘密がありそうです。包丁を持ったイージンを見つけてなんとか切り落とすのを止めた母と姉はイージンが万引きをしてしまったことに責任を感じて、互いが隠していた秘密を話し始めます。二人の娘の父が出てこないので、その相手が母の秘密、優秀だったイーアンは実は先生と関係を持っていた、とかもありそうです。
"悪魔の手"と呼ばれた左手は家族の罪の告白によって"天使の手"へ変貌を遂げます。触ったものを癒す不思議な能力を持つようになり、家族は宗教団体を立ち上げるという驚きのラストかもしれません。
『左利きの少女』
8月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国ロードショー
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
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『ドラマなふたり』(8月21日公開)
公式サイト:https://a24jp.com/films/drama/
予告編:https://youtu.be/YQEwTYBhRkE
ゼンデイヤ×ロバート・パティンソン主演によるA24ラブストーリー史上No. 1大ヒット作品『ドラマなふたり』。
カフェで運命的な出会いを果たした、誰もが羨む理想的なカップルのエマとチャーリー。結婚式まであと7日と迫った中、付添人の親友夫婦の四人の食事中に、「今までにした一番ひどいことは?」という話題から告白ゲームが始まる。
新婦となるエマのある「最悪の秘密」を聞いた親友夫妻の妻が「エマふざけないで」とブチギレている様子も予告編で見ることができます。この告白によってすべてが狂い出してしまい、予告編でも謳われている「地獄のウエディングロマンス」が始まっていくようです。
ここからは妄想です。「あのことは忘れて」と言っていたり、ナイフをチャーリーに向けるエマの姿や、物にあたったり、タキシード姿だけど血のようなものがシャツについているチャーリーの姿なども予告編にあり、結婚式を含めて二人にはその「告白」によって関係性の悪化やトラブルがどんどん起きてしまう。
エマの告白は本国アメリカではかなり賛否が分かれたものとなったらしいです。実は試写ですでに観てしまったのですが、「告白」の内容がすごくアメリカらしいとも思いました。大切な人の価値観や過去を知らない方が幸せなのか、それすら受け止めて一緒にいるのか、めちゃくちゃ考えさせられる一作です。
『ドラマなふたり』
8月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2026 Dramatic Movie Rights LLC. All Rights Reserved.
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『ラスト・サバイバー』(8月28日公開)
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/last-survivor
予告編:https://youtu.be/HRtqmsjR2FU
『ブレードランナー』『グラディエーター』『オデッセイ』などで知られる映画界の巨匠リドリー・スコット監督の最新作は、世界的ベストセラーとなっている"史上最高のディストピア小説"を映画化した『ラスト・サバイバー』。
「何してた? 世界が終わる前は」「妻にキスをして、犬と遊んでた。毎日が幸せだったんだ」というやりとりをマーガレット・クアリーが演じる女性とパイロットのヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)がしています。それに重ねるように元軍人のバングリー(ジョシュ・ブローリン)が「そんな世界はもう無い」「外は殺すか殺されるかだ」というシーンが予告編で見ることができます。また、彼らに襲いかかってくる上半身に不思議な模様が入っている上半身全裸の集団が襲いかかってくるシーンもあります。
ここからは妄想です。この映画は謎のパンデミックで人類の大半が死滅し、生存者たちが奪い合い殺し合う狂気の世界になっているようです。
バングリーは小型機を運転できるので、敵から逃げて、違う場所に向かうことができるはずです。彼らは希望を求めて新天地へ、ここでは無いどこかに向かうラストではないでしょうか? しかし、そこにはパンデミックで突然変異した新たな人類が統治している違うディストピアが誕生しているのかもしれません。あるいはあの映画のように砂に埋もれた自由の女神を見つけてしまうというラストはどうでしょうか?
『ラスト・サバイバー』
8月28日(金)全国劇場にて公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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文/碇本学
1982年生まれ。物書き&Webサイト編集スタッフ。

