メル・ギブソン主演映画『ミッドナイト・マーダー・ライブ』は過激スリラーか、"胸糞"映画か?

- 『ミッドナイト・マーダー・ライブ』
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『ブレイブハート』など数々の名作に出演してきた大御所俳優メル・ギブソンが、過激なイタズラ好きのラジオDJを演じる映画『ミッドナイト・マーダー・ライブ』。ラジオ局を舞台にしたシチュエーションスリラーで、衝撃的などんでん返しが待ち受ける一本。
深夜番組を担当するベテランDJのエルビスは、娘にベッドタイムストーリーを聞かせた後、いつものように出勤。彼は過激なジョークを好み、新人スタッフのディランにも辛辣な言葉を浴びせて"歓迎"します。そんな中、一本の電話がかかってきます。電話の主はゲイリーという男性で、エルビスの発言が原因で恋人が自殺したと告白し、復讐としてエルビスの妻と娘を監禁したと告げます。警察が自宅を捜索するも、妻子の姿はどこにも見当たりません。ゲイリーとの緊迫したやり取りを続けながら、エルビスは必死に手がかりを探しますが......。
緊迫感が途切れないストーリー展開と、エルビスとディランがラジオ局内を駆け巡るスピーディーなアクションが見どころの本作。息をもつかせぬ展開で観客を引き込みますが、一方で、突っ込みどころのあるチープな設定も目立ちます。また、ラストのどんでん返しは過激で、人によっては胸がざわつくかもしれません。イタズラ好きなDJがどのように追い込まれていくのか、その結末に注目です。
ちなみに、IMDbでは「ストーリーのアイデアは斬新だったが、脚本が残念」「映画自体は微妙だが、ギブソンの演技は一級品」「テンポの良さは評価できる」など賛否が分かれる評価となっています。アクションスリラーやどんでん返し系の映画が好きな方には、一度チェックしてほしい作品です。
(文/トキエス)

