レジェンド女優ジェーン・フォンダ、復帰作で恐ろしい姑に『ウエディング宣言』
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ジェニファー・ロペスが主演を務めた2005年のラブコメ作品『ウエディング宣言』。本作は、1960年代から活躍し続けていたジェーン・フォンダが90年代に引退した後、キャリアを再スタートさせた作品としても知られています。本作の原題は『Monster-In-Law』。姑を意味するMother-In-Lawをもじった本作はタイトル通り、フォンダ演じる姑ヴァイオラの強烈なキャラクターが際立つ一本です。
ファッションデザイナー志望のチャーリー(ジェニファー・ロペス)は派遣社員として仕事をこなし、ドッグウォーキングで副業をしながらも夢を追いかけていました。そんな彼女はあるとき、医師のケヴィンと運命的出会いを果たし、恋に落ちます。数ヶ月の交際を経て、ケヴィンは自分の愛する母親ヴァイオラ(ジェーン・フォンダ)とチャーリーを会わせるために実家へと戻ります。そこで、ケヴィンはチャーリーにプロポーズ。しかし、ヴァイオラは、息子との時間を奪われることに焦りを感じ、チャーリーを徹底的に調査。さらには仮病を使い、二人の関係を試すような過酷な状況を次々と仕掛けていきます。
王道のラブコメ展開で、先の読めるストーリーではありますが、ジェーン・フォンダの圧巻の演技が作品を一段と魅力的にしています。ヴァイオラの激しい感情の起伏や、チャーリーとのコミカルなバトルは見応え抜群。特に、ロペスとフォンダの息の合った掛け合いは見どころのひとつ。
ちなみにジェーンは過去のVanity Fairのインタビュー内で本作について触れており「テッド・ターナーと結婚したから、私は仕事をやめた。テッドと別れて、本を執筆して、書き終えた時に『女優に戻りたい』と思うようになった。その時に本作の脚本がきて、私の役はすごくエキサイティングなものだったの」とコメント。さらに「ジェニファーは一緒に仕事をするのが楽しくて、意気投合した」とも語っていました。実際に、スクリーン上での二人の激しいバトルが、現実では良好な関係の上に成り立っていたと知ると、より楽しめる作品です。
(文/トキエス)

