アクションとラブコメとブラピと。『ザ・ロストシティ』
- 『ザ・ロストシティ ブルーレイ+DVD [Blu-ray]』
- アーロン・ニー,アダム・ニー,サンドラ・ブロック,チャニング・テイタム,ダニエル・ラドクリフ
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『ゼロ・グラビティ』などのサンドラ・ブロックと、『マジック・マイク』シリーズのチャニング・テイタムが主演を務めた映画『ザ・ロストシティ』。アクションがたっぷり盛り込まれたラブコメである本作、サンドラとチャニングの他にも悪役にダニエル・ラドクリフを迎え、ブラッド・ピットもまさかのカタチで登場します。
主人公はサンドラ・ブロック演じるラブロマンス小説家のロレッタ。彼女は5年前に考古学者の夫を亡くし、その悲しみから立ち直れずに家に引きこもっていました。そんな中、出版社のベスの後押しもあり、彼女は新作を書き上げます。そして、新作小説のプロモーションツアーに渋々参加したロレッタ。そこには、小説の登場人物"ダッシュ"として表紙を飾るモデルのアラン(チャニング・テイタム)の姿もありました。しかしロレッタはツアーの帰り道、謎の実業家であるアビゲイル(ダニエル・ラドクリフ)の手下たちに誘拐され、南の島に連れ去られてしまうのです。誘拐現場を目撃したアランは、ロレッタを助けるために、南の島へと向かい......。
アランがロレッタ救助のために電話した相手は、ブラッド・ピット演じる元軍人ジャック。華麗なアクションでアビゲイルの手下たちを次々と倒していく姿はまさしくヒーロー。そんなジャックの姿に、ロレッタも「あなたってなんでそんなにハンサムなの?」とつい口に出してしまうほど。イケメンすぎるジャックと、イケメンだけどなんだか頼りないアランがロレッタを助け出すシーンはコントのようで、ついつい笑顔になってしまいます。
『ファイト・クラブ』や『オーシャンズ11』などでカッコよさを世に放ってきたブラピ。そんな彼のイケメンっぷりが凝縮され、それを数分の間に堪能できるのが本作の最大ポイントの一つなのかなとも思います。ちなみに、本作のアラン役には、ライアン・レイノルズも候補に上がっていたのだとか。もしライアンが決まっていたら『あなたは私の婿になる』以来のサンドラとの共演となり、さらに話題になっていたのかも。しかし、数々のコメディ作品に出演しているチャニングが個人的にはアラン役にかなりハマっていたなと感じました。
(文/トキエス)