間違いなくレディー・ガガの代表作『ハウス・オブ・グッチ』
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世界的に人気の歌手レディー・ガガ。2018年には、映画『アリー/スター誕生』にて初めて主演女優を務め、演技の面でもかなり評価されています。そんな彼女が渾身の力を注いで主演を務めた『ハウス・オブ・グッチ』を今回はご紹介。本作は、ノンフィクション『The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour, and Greed』を原作とし、ハイファションブランドGucci(グッチ)の経営権争いと、グッチ家のマウリツィオ・グッチの殺害事件を描いています。
レディー・ガガ演じるパトリツィアは、有名ブランドGucciの創業者一族マウリツィオとあるパーティで出会い、そこから積極的にアプローチ。やがて2人は恋に落ちますが、マウリツィオの父はパトリツィアを嫁として認めることなく亡くなってしまいます。こうして2人はグッチ家に認められることなく結婚。しかし、パトリツィアには抑えきれない野心があり、それにより一族がグッチの経営権をめぐる争いをスタートさせてしまうのです。
パトリツィアは、サルマ・ハエック演じる占い師ピーナと仲良くなっていくのですが、それがパトリツィアの夫殺害計画に結びついていきます。ちなみに本作では全編カットになったのですが、なんとパトリツィアとピーナの"性的関係"を描くシーンが含まれていたのだとか。ガガは、本作のアワードスクリーニングイベントにて「この映画には、あなたが見ていない一面があるの、それはピーナと私が性的関係を発展させたこと」とコメント。このシーンがカットされた理由は明らかになっていませんが、本作は2時間38分もあるため、映画を短くするためだったのかもしれません。そしてこの"性的関係"を持つというアイディアは、ガガが提案したものだったのだとか。アワードスクリーニングイベントでは、その撮影を許可してくれたというリドリー・スコットにも感謝の気持ちを表していました。
またガガはイタリア訛りの英語を猛特訓。本作を見ていると、ガガの努力やこの映画にかけた思いなどがひしひしと伝わってきます。
(文/トキエス)