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史上最長のポルターガイストをジェームズ・ワン監督が描く!『死霊館 エンフィールド事件』

死霊館 エンフィールド事件 [Blu-ray]
『死霊館 エンフィールド事件 [Blu-ray]』
ベラ・ファーミガ,パトリック・ウィルソン,ジェイムズ・ワン
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 1977年にイギリスのロンドンで実際に起こった史上最長のポルターガイスト。これを題材に、『ソウ』や『インシディアス』シリーズのジェームズ・ワン監督が、期待以上に、より不気味に描いてくれた作品『死霊館 エンフィールド事件』。もう恐ろしすぎて、夜中に観るのに勇気がいる一本でした!

ロンドンにあるエンフィールドでシングルマザーと4人の子どもたちは、家具が勝手に動いたり、不気味な音がなったりする不気味な現象に悩まされていました。とくに娘のジャネットは、少女とは思えない声が出るようになり、さらには夢遊病となってしまいます。ジャネットの様態が悪化してしまったことをきっかけに、アメリカで有名な心理研究家のウォーレン夫妻がエンフィールドを訪れ、調査を開始します。

 さまざまな心霊現象に立ち向かってきたウォーレン夫妻でさえ、最大の危機を感じたこのエンフィールド事件。注目してほしいのは、ジャネットが体調を崩し、学校を休んで1人でリビングでテレビを見ているシーン。リモコンが勝手に動くという怪奇現象から徐々に徐々に恐怖が観客たちを襲います。思わず手に力が入っちゃったり、目を閉じてしまいそうになってしまったり......そんな状態が続くので、ある意味体力的にしんどいシーンですが、その恐怖シーンは、ホラー映画好きで霊のシーンを見慣れている人でもビックリさせられるはず! 本当にこんなことがあったんだ...と思いながら見ると余計怖いので、ぜひ「実話を基にした」ということを覚えておいてください。

(文/トキエス)

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