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人生における"異性の友情"の重要性『Something Borrowed 幸せのジンクス』

Something Borrowed/幸せのジンクス(字幕版)
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 あなたは異性の友だちがいますか? 世間では「異性の友情は成立しない」とよく言われていますが、もし成立した場合、それは人生において恋愛関係よりも大切なものになるかもしれません。異性の友情の大切さを教えてくれたラブコメ『Something Borrowed 幸せのジンクス』を今回はご紹介します。

 真面目で控えめな性格のレイチェル(ジニファー・グッドウィン)と、自由奔放で明るいダーシー(ケイト・ハドソン)は、幼いころからの親友同士。ダーシーは、学生時代レイチェルが思いを寄せていた同級生のデックスと婚約します。親友を祝福したい気持ちを素直に持てないでいたレイチェル。ある日、自分の誕生日パーティーでデックスと一夜を共にしてしまいます。親友を裏切ってしまった罪悪感に襲われる一方、デックスも学生時代レイチェルが好きだったことが判明。親友と好きな人との間でレイチェルは揺れ動きます。

 これまでの人生において、すべてをダーシーに譲ってきた控えめなレイチェルに活を入れるのは、レイチェルの男友達、エーサン(ジョン・クラシンスキー)。女友達同士ではちょっと言いづらいことでも、平気でストレートにレイチェルに伝えるのです。そんな厳しく正しい一面を持つ一方で、レイチェルの気まずいシチュエーションにはそっと助け舟を出してくれる。しかもユーモア満載! まるでヒーローのような存在のエーサンになんだか惹かれてしまいました。

 エーサンという存在がいなければ、レイチェルは常に指をくわえながらレイチェルの華やかな人生を羨むだけの日々を過ごしていたでしょう。ある意味エーサンがいなければこの物語が盛り上がらない! 重要なキーパーソンです。「異性の友情」という、やや複雑な関係の素晴らしさを明らかにしてくれる一本です。

(文/トキエス)

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