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ハリウッド人気黒人俳優が大集結したコメディ!『お葬式に乾杯!』

お葬式に乾杯! (字幕版)
『お葬式に乾杯! (字幕版)』
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 冠婚葬祭の中でも、結婚式を題材にしたコメディはたくさんありますよね。でも、お葬式が題材のものってなかなかないような気がします。しかし、一本だけ超有名な "お葬式コメディ" があるのを知っていますか? お葬式のドタバタ騒動をユーモラスに描いたフランク・オズ監督の『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』はかなり人気で、知る人ぞ知る名作コメディ。この作品をアフロアメリカンの家族に置き換えてリメイクしたのが『お葬式に乾杯!』です。クリス・ロックをはじめ、ゾーイ・サルダナやマーティン・ローレンスなどハリウッド屈指の人気俳優たちが大集合! 群集劇を繰り広げます。

 小説家志望のアーロン(クリス・ロック)は、長男という理由で亡き父の葬式を取り仕切ることに。小説家として大ヒットした弟のライアン(マーティン・ローレンス)をはじめ、兄弟や近親者が集い葬式を行うことになりますが、そこには父の友人だったというまったく知らない男性が紛れ込んでいて......。

 ライアンに嫉妬しまくるアーロン、自慢ばかりで金欠のライアン、孫の顔を早く見せろと要求する母シンシア(ロレッタ・デヴァイン)と、そのプレッシャーからノーパンで葬儀に出席し、アーロンを誘惑しようと頑張る妻ミッシェル(レジーナ・ホール)。ほかにも、親族で医学生のジェフ(コロンバス・ショート)が作ったクスリを安定剤として勘違いし、婚約者オスカー(ジェームス・ マースデン)に飲ませてしまった美女エイレン(ゾーイ・サルダニャ)など、それぞれの事情を抱え集まった親族たちが、ものすごいスピードでハチャメチャ劇を繰り広げていきます。

 その中でも一番可哀想で思わず同情してしまうのは、精神安定剤と思って飲んでクスリでハイになってしまったオスカー。本編のほとんどがハイで超変なやつです。真面目なキャラという設定が背景にあるからこそ、そのクレイジーさが目立ちます。こんな葬式現実にあったら絶対に参加したくないけど、コメディとして観るにはかなり面白い。なにせ、『魔法にかけられて』では王子を演じたほどのイケメン、ジェームズ・マースデンが全裸ではしゃぐのだから。友達とみんなで集まって軽く笑えるコメディを見たいという方にはかなり最適な一本だと思います。でも食事時はちょっとおすすめできないシーンがあるので、注意!

(文/トキエス)

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