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過去に何があった?いまや人気観光地の "呪われた館"『ウィンチェスターハウス』

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷[Blu-ray]
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 古びた洋館に魅力を感じる人って少なくないと思うんです。過去にタイムスリップしたような気分になれるし、歴史を深く感じることができる。そんな世界中に数え切れないほどある"魅力的"な洋館の中で、"曰く付き"、というか、不気味なのに人気観光地化しているスポットがあります。それは"呪われた館"としても知られるウィンチェスターハウス。ミステリーやホラー好きの間では有名で、現在もアメリカ・カリフォルニア州のウィンチェスター通りに実在します。そもそもこの不気味な洋館はなぜ呪われた館と噂されるようになったのでしょう。そんな過去を覗くことができる作品が、『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』です。

 精神科医のエリックのもとに、莫大な財産を注ぎ込み自宅を増改築し続けるサラ・ウィンチェスターの精神鑑定依頼が舞い込みます。サラは "西部を征服した銃"として知られるウィンチェスター銃を開発し、財を築いたウィンチェスター一族の未亡人。彼女はウィンチェスター銃によって命を落とした人々の亡霊を閉じ込めるため、屋敷を拡大し続けていました。エリックはサラの屋敷に泊まり込みで精神鑑定を行うことに。しかし彼女の精神状態に異常は見つかりません。さらにエリックは怪奇現象を次々と目撃。そんな中、サラの姪マリリンの息子・ヘンリーが何者かに取り憑かれてしまい命の危険にさらされてしまいます。

 もともとサラが増改築を繰り返すようになったのは、愛する娘や夫が相次いで亡くなったことを霊媒師に相談しに行ったことがキッカケ。霊媒師から、一族の不幸の原因は銃により命を落とした人たちの亡霊であること、そして彼らを閉じ込めるために屋敷を拡大するよう告げられたのです。そこから彼女は莫大な財産を注ぎ込み、亡くなるまでの38年間、365日、24時間増改築を続けたのです。本作で描かれている亡霊たちが本当にサラに見えいたのかはdわかりませんが、とにかく亡霊たち、怖すぎます。油断したときばかりを狙って出てくるので、ポップコーンをぶちまけそうになります。『ジグソウ ソウ・レガシー』のマイケル&ピーター・スピエリッグ監督ということを後々聞き、妙に納得できました。

 ホラー映画としても、ミステリーハウスの過去を知るための材料として、さまざまな楽しみ方ができる本作。これを見たら、実際に屋敷に足を運びたくなっちゃうかも。

(文/トキエス)

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