もやもやレビュー

パリピ定番ゲームに"SAW" 的グロさが加わった『トゥルースorデア 密室デスゲーム』

トゥルース or デア 密室デスゲーム [DVD]
『トゥルース or デア 密室デスゲーム [DVD]』
アルバトロス
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 アメリカやイギリス版の王様ゲーム "Truth or Dare"(真実か挑戦か)。このパリピが好む王道ゲームは、セレブ学園のいざこざを描いた人気ドラマ『ゴシップガール』にも登場しました。ルールはいたって簡単で、みんなで円になって座り、真ん中でシャンパンの瓶を回す。そして瓶の口が向いたところに座っている人に、真実を話すか、何かゲームに挑戦するか課せられるというもの。そんな王様ゲームの海外版と、グロテスクと巧妙さで一躍有名になった『SAW』的グロさがちょびっと加わった作品を発見。その名も『トゥルースorデア 密室デスゲーム』。

 パリピの大学生5人組は、同級生で大金持ちのフェリックスの誕生日パーティーに呼ばれます。豪邸でタダ酒が飲める! そんな軽い気持ちで足を運んだ彼らでしたが、実際のパーティー会場は豪邸から少し離れた古びた小屋で、そこで待ち構えていたのはフェリックスではなく兄、ジャスティンでした。「弟はチリにいて、帰りの便が変更になったから帰ってこられない。でも誕生日パーティー用にお酒も食べ物もたくさん用意してあるから、みんなで楽しもうよ(ニコ)」と誘うジャスティン。そんな中、定番のTruth or Dareが始まります。そしてジャスティンの番が回ってきたとき、彼は「真実」を選び、本当はジャスティンはチリにいるのではなく、この小屋で自殺したのだと告白。そして5人に銃を向け、フェリックスを自殺に追いやった犯人がわかるまで、このゲームを続けるといいます。

 このゲームで「Dare(挑戦)」を選んだら、ランダムに選ばれた人の口の中にパイプを押し込まれ、水か硫酸かどちらかが入っている容器を選ばされるという過酷なもの。プチ「SAW」じゃないか!!と思わず目を避けてしまいます。本編が進むにつれ、ジャスティンの奇行とサイコパス的な考えに、観客も混乱させられます。いかにもB級映画なタイトルとパッケージですが、意外な結末が楽しめる作品。『SAW』的グロテスクな作品を見てみたいけど、過激なのはいやだ!という方にオススメできる一本です。

(文/トキエス)

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