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人生を開花させるヒントをもらった。『イエスマン』

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「イエスマン」と聞いて何を想像しますか? 私は、会社などで何でも「はい! はい!」と言うことをきく人=自分の意見を持たない、上司に媚を売ってるだいぶ冴えない人をイメージしました。

 でもジム・キャリー主演の『イエスマン』では、起きた物事すべてを受け入れるという超前向きなイエスという意味で使われています。主人公のカールは、何かと理由をつけてはノーと断ってばかりでしたが、あるセミナーを受けてから人が変わったように積極的になります。それは"意味のある人生を送るための唯一のルールは、全てのことに「イエス」と言うだけ"というもので、それを忠実に実行していきます。

 何でもイエスという姿に、えっ?そんなことまで!?と苦笑してしまうシーンもちらほら。
生業である銀行で小さな個人融資全てに承認をしたり、近所のおばあちゃんからの誘惑をいやいや受けたり。でも、結果的に、ズーイー・デシャネル演じるアリソンという可愛い彼女との出会いに、仕事での出世など、とんとん拍子に人生を開花させていきます。

 ただ、そうそううまくいくはずもなく、誤解が生じる場面も。で、自分の頭できちんと考えて納得のいくものに対してのみイエスということが結局は大切なのだと気づきます。そう、人生のスタンスはイエスでも、ノーという意思を持つことも時に必要なのだと。まあいってみれば当たり前なのですが。

 ちなみにこれ、全てに"イエス"と言ったらどうなるかを実際に試してみたラジオディレクターの体験に基づいている実話だというのだから驚きですね。不思議と経験したことが巡り巡って何かの節に役に立ったり、結果が伴ってくるんです。例外を除いたら、気乗りしないことでも、流れって断つよりえいやと乗っちゃった方がずっと良い運をもたらしてくれるのかもと思わされました。
 というわけで、明日から早速私も「イエスマン」になってみようと思います。

(文/森山梓)

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