もやもやレビュー

『アイアンマン』はおっさん対応のヒーローだと思った。

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 誰もが一度は憧れたことのあるヒーロー。ウルトラマンでも、仮面ライダーでも、パーマンでもなんでも構いません。でも僕らは歳を重ねるごとにヒーローたちの持つ非現実性に気づいてしまって、徐々に冷めていってしまいます。でも、僕ら大人でも憧れられるヒーローがいました! それがアイアンマンなのです。

 ロバート・ダウニーJr扮するトニー・スタークは天才発明家であり、アメリカに数々の兵器を納入している軍事企業「スターク・インダストリーズ」の社長。もちろん女性にもモテモテです。自身の開発した兵器をアフガニスタンにプレゼンに行ったところ、現地のテロリスト集団たちに拉致され、現地でこっそり開発するのがアイアンマンになるためのスーツ。スーツを身にまとい見事生還しますが、さらなる陰謀が待ち受けていて・・・。

 この、大企業の社長で、女にモテモテで、天才発明家ってところが妙に生々しいじゃないですか。もちろん、ディテールも細かく、リアリティもあります。そして、戦う相手は社内政治の相手。アイアンマンの右腕となって活躍するのは秘書です。この、企業に勤める大人が自分の身に置き換えて想像できてしまうところがポイントなんじゃないかと。今の自分はそうはなれないけど、完全に夢物語でもない。またトニー・スターク、ちょっとおっちょこちょいなんですね。その辺りは、無数に散らばるギャグの小ネタでみることができるのですが、そんな設定が、アイアンマンが多くの人を惹きつける要因になっているのではと思います。また、大迫力の戦闘シーンで子ども対応もバッチリ! 

 ちょっと日頃のお仕事に疲れたお父さん、お子さんと一緒見てみては? ストレス発散とカタルシスを得られること間違いなしです。

(文/神田桂一)

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