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同情を禁じえずあの世にお手紙書いてみた。『8人の女たち』

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 皆さまごきげんよう。美容院で仕上がりがイマイチだった時、どうすれば相手を傷つけたり怒らせずに改善してもらえるかをずっと考えている今日この頃です。

『8人の女たち』の舞台はフランス。お屋敷の当主・マルセルが殺害され、彼をめぐる8人の女たちそれぞれの思惑が露わになっていく。犯人は誰で、なぜ犯行にいたったのか?というサスペンス調のミュージカル映画です。
お金と愛憎が入り混じり、周りの女性みんながちょっとヘンになっちゃっているマルセルへの同情が禁じえないので、お手紙を書いてみました。

***

Dearマルセル。お疲れ。今ごろあの世でよろしくやっていますか。しがらみから解放されて、逆にテンション上がっちゃってるかもしれませんね。
それにしても、あなたが亡くなった日は災難でしたね。あなたの妻は非常に美しい人ですが、まさかの浮気。しかも相手、そいつかよ・・・orzてなっちゃうよね。妻の母もずっと面倒を見ていた割に、こちらが困っている時には全然助けてくれず・・・キビし~みたいな。妻の妹も何かにつけ胸の谷間とかアピールしてきて、おいおい立場わきまえてー、君、俺の義理の妹!とか言うに言えず心労が絶えなかったね。

でもね、マルセル。あなたの長女の出生にまつわる秘密は作中で明らかにされますが、あの、ハッキリ言うのは控えておくけど、どうなの?日本ではそういうの親子ド○○リっていうんだよ。下品な言葉だから、そっちで日本人に会っても使わない方がいいと思うけど。それと使用人のルイーズとはどういう経緯でそういう関係になったのか、オトナだからいろいろあると思うけど、長女とルイーズに関しては同情できないゾ。

ま、下界のことは忘れてゆっくり休んでね。あなたのお屋敷にはシャネルとルイーズという有能な使用人が2人もいるから、お葬式なんかも抜かりなくやると思うわ。ではボン・ボヤージュ。来世もがんばれ!

(文/小野好美)

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