『ダーク・シャドウ』のラブシーンがすごい。
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仕事を早く上がっても引きとめる人がいない。
ましてや仕事が終わっても特に飲みに行くような人もいないので家で『ダーク・シャドウ』を観ました。
『ダーク・シャドウ』はティム・バートンとジョニー・デップという『シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』などでおなじみのコンビの最新作。
ストーリーをざっくりと紹介すると、
彼に叶わぬ恋をする魔女の呪いでヴァンパイヤになってしまい、土の中に二世紀封印されていたジョニー・デップと、彼を封印した後も姿を変えながら生きながらえた魔女との戦いです。ザックリすぎました。
ヴァンパイヤ役ということで、今回もジョニー・デップが顔や目元に派手なメイクをして登場するんですが、もはやメイクした顔が普通の顔です。違和感の無さったらもう。奇抜な役のやりすぎです。
さっそく中身ですが、はっきり言います。この映画のストーリーなんてどうでもいい! 観るべきものはたった一つ。
「ラブシーン」です。
ヴァンパイアであるジョニー・デップと2世紀に渡って彼を愛する悪い魔女アンジェリーク・ブシャールのラブシーンがとにかくすごい。魔女は自分の邪魔をするジョニー・デップ達を潰そうとしますが、自分と愛し合うなら大切な人には手を出さない、と彼を脅します。最初は拒んだ彼ですが、魔女のダイナマイトボディに我慢できず・・・いや、大切な人を守るために、魔女の要求を受け入れます。
そしてここからが問題のシーン。
魔女が彼のシャツをいやらしく脱がしてラブシーンが始まるかと思うと......、
いきなり相手を投げ飛ばします。投げるというより壁に叩きつけるぐらいの勢いです。
この時点でびっくりしてしまって完全にポカーンだったんですが、2人はどんどんヒートアップします。そしてその後もお互い投げたり転がったり飛んだり跳ねたりと、もう爆発です。
部屋のモノは壊れ、ガラスは割れる。それでも本人たちは飛び跳ねまくる。
情熱的なんてものじゃありません。一体どうしたんでしょう! そしてどうしてしぶしぶ受け入れたジョニー・デップはノリノリなんでしょう! そもそも一体あんな動きでどうやってコトを終えるんでしょう! 全く想像できません。
衝撃です。ラブシーンにこんなに衝撃を受けたのは『グラップラー刃牙』以来です。
もし思春期の青年たちが初めてみるラブシーンがこの映画だとしたら、若いカップルにケガ人が続出すると思います。
いや、僕が女性にこんなに情熱的に愛されたことがないから知らないだけであって、普通の愛し合うカップルの中ではごくごく日常的な光景なのかもしれませんね。
もしそうならば、恋とか愛とかそういうものは筆者にはまだまだ早すぎたようです。
(文/前髪ナガレ)