『ヤング・ゼネレーション』を観てDVDを叩き割った。
- 『ヤング・ゼネレーション [DVD]』
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昨今、日本では自転車が大人気です。街にはカッコいい自転車が溢れ、色鮮やかなピストバイクに乗ったかっこいいお兄さんたちに、筆者の銀のママチャリが追い抜かされることも多くなりました。
そんな自転車が登場する映画でとてもかっこいい素敵な映画を発見しました。『ヤング・ゼネレーション』です。アメリカ映画協会が選ぶ感動映画ベスト100では、なんと8位に入っています。1979年のアメリカ映画、名作です。
大学にも行かずにふらふらつるんでいるイケてない4人組のお話。浮いた話もなく仕事もしない4人ですが、自転車を愛する主人公は、地元のレースで優勝するほどの実力の持ち主です。
ある日彼らをバカにする大学生たちとケンカになり、地元のチーム対抗自転車レースで決着をつけることになります。チーム4人参加のレースにいつもの4人組で出場することになりますが、主人公以外の3人はど素人。主人公1人に負担がかかり、初めは順調に飛ばしていたものの、途中でけがをしてしまいます。その時、嫌がっていた3人が恥をかきながらもレースに参加し、最後は傷だらけの主人公が逆転して彼らのチームは優勝します。普段は育ちの悪い厄介者として住民に軽蔑される4人が、観客の拍手喝采を浴びる姿は感動的です。
これを観て筆者は思いました。やっぱ何かを一生懸命やっている姿は美しい!!
友達も恋人もいないからって家で映画ばかり観ていちゃいけない! 自転車に乗りたい!! 突き上げてくる衝動に動かされ、観終わった『ヤング・ゼネレーション』のDVDを一寸の迷いもなく叩き割り、近くのコンビニまでママチャリで立ちこぎで爆走しました。そして帰ってきて、叩き割ったことを後悔しました。もう一度観たかったのに。さらに汗だくになりながら、この気持ちを語り合う友達がいない自分の生い立ちを後悔しました。話が重いよ!!
かっこいい自転車を持っていない人でも楽しめる。とても素敵な映画です。
(文/前髪ナガレ)