本好きにも愛された神保町の名物パン屋「アムールエーパン」が閉店
古本屋の街として知られる東京・神保町の名物パン屋「アムールエーパン」が5月18日、昭和5年の創業から続いた82年の歴史に幕を閉じました。
昭和の雰囲気が残るパン屋さんとして親しまれていた同店は、あんパンやクリームパンをはじめ、ひじきやきんぴらごぼうが具の惣菜パンなど、ユニークなメニューが人気のお店。
朝8時から夜20時までオープンしていましたが、最終日の今日は夕方の時点でガラスケースに野菜ロールが数個あるだけの状態に。長年通っていた男性サラリーマン客が、「がんばってください」などと店員に声をかけるなど、閉店を惜しむ声が聞かれました。
東京の真ん中である千代田区内に工場をもつ希少なパン屋さんで、遠方からわざわざ来店するファンもいるほどの人気でしたが、今後再開するかどうかは未定だそうです。