お笑い芸人コンビに隠された「途中で投げ出さない方法」
- 『リアル芸人交換日記 (ヨシモトブックス)』
- タカアンドトシ,よゐこ,アンジャッシュ,スリムクラブ,ダイノジ,オリエンタルラジオ
- ワニブックス
- 1,404円(税込)
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冬本番を迎え、寒さも吹き飛ぶイベントが今年もいよいよやってきます。2月6日から一週間、札幌で開催される『さっぽろ雪まつり』。今年で第63回目を迎えます。『さっぽろ雪まつり』は、昨年の観客数241万6千人と大規模な恒例イベントで、多くの人々から愛され続けています。
そんな雪まつりが有名な札幌の地で誕生した、一組のお笑い芸人がいます。その名も「タカアンドトシ」。中学2年でコンビを結成し、高校卒業後、札幌吉本でデビューしました。今では、「欧米かっ!」漫才で人気を博し、第一線で活躍している大人気芸人ですが、デビューからずっと順風満帆だったわけではありません。葛藤、苦しさ、悔しさ......そこから這い上がって今の「タカアンドトシ」がいるのです。
18年目の二人。なぜ、お笑い芸人で居続けたいと思ったのでしょうか? 実は、そこに知られざる相方への想いが隠されています。
その本音が書かれているのが、『リアル芸人交換日記』。本書は、鈴木おさむ著『芸人交換日記~イエローハーツの物語~』(太田出版刊)に感動した「タカアンドトシ」タカさんが企画し、テレビ朝日系バラエティ番組『お試しかっ!』『お願い!ランキング』で放送された「リアル芸人交換日記」を書籍化したものです。
「タカアンドトシ」を含めた計6組のお笑い芸人コンビが、4つのテーマでガチ交換日記をするというもの。家族でも恋人でも友達でもない不思議な"相方"という存在に対しての包み隠しのない想いが本書には詰まっています。
「芸人楽しいな。人が笑っていると心底うれしいな。お前じゃなきゃ、とっくの昔にやめてたわ。ずーっとダイノジやってたいわ。これが俺の夢。」(ダイノジ・大谷ノブ彦)
「今までの人生で一番のファインプレーは何だろう? 俺のファインプレーはおまえを相方に選んだことです。」(タカアンドトシ・タカ)
コンビの形は様々です。しかし、どのコンビにも相方との絆があります。長い苦労があったとしても、コンビ芸人が芸人で居続けるのは、「相方とのお笑いが好きで好きでたまらないから」そんな理由があるのではないでしょうか。
長く何かを続けるというのは、単純にそのことが好きということ、そして傍にいる人の存在が何よりも大きいのかもしれません。