実は初心者向け! 人気のイチジクを育てよう

撮影:丸山 光
イチジクのイメージは健康そのもの。古来から「不老不死の果実」とも呼ばれ、日本でも子どもから大人まで人気の果物です。栽培は簡単。スタートから2年で収穫。しかも、ほかでは味わえない、完熟果を存分に楽しめる。千葉県館山市でイチジク狩りの観光農園を経営する齊藤拓朗(さいとう・たくろう)さんは、「家庭で初めて果樹を育てるなら、イチジクがおすすめです」とアドバイスします。

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■初めてでもおすすめ! 3つの理由

栽培は簡単。2年目からとれる
イチジクはまさに初心者向けの果樹。実つきをよくするための作業も簡単で、春に枝を短く切って整えれば、あとは収穫を待つだけ。2年目から果実がとれ始め、毎年、次第に収量がふえていきます。
完熟もぎたてだからとびきりおいしい
イチジクは収穫直後が最も甘く、風味も豊かです。果肉がとろける寸前まで木につけて完熟させ、家族みんなでもぎたてを味わうのは、家庭果樹ならではのぜいたくといえます。
珍しい品種が存分に楽しめる
現在、日本で果実として販売されているのは′桝井ドーフィン′などごく限られた品種です。しかし、イチジクは世界で700ほどの品種が知られ、ほかにもおいしい品種がたくさんあります。個性的で珍しい品種を育てて、家族や友人たちと食べ比べをしてみませんか?

■旬の味覚を存分に楽しむ イチジクジャム

たくさんとれたら、ジャムにしておこう。自家栽培ならではのぜいたくな味わい方です。清潔な容器で冷蔵庫に入れておけば数週間は大丈夫。冷凍して、必要に応じて使えば、さらに長期にわたって利用できます。
※イチジクの栽培方法、ジャムのつくり方はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2020年11月号より

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