レモンとユズで「香り」のある生活を始めよう

撮影:藤田浩司
香酸柑橘類(こうさんかんきつるい)とは、香りや酸味が強い柑橘類の総称。薬味やジュース、お菓子など活用範囲が広く、料理をぐっと引き立てます。千葉大学 環境健康フィールド科学センターの三輪 正幸(みわ・まさゆき)さんに、香りの果樹を育てる魅力を教えてもらいました。

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■レモン・ユズを育てるとこんな楽しみが!

1 種類も品種もたくさん! 好みに合わせて選び放題!
2 無農薬(減農薬)で育てれば、皮ごと楽しめる!
3 鉢植えでも、どっさり収穫が可能。
4 青い果実から完熟まで、さまざまな味わいを満喫!
5 花も葉も爽やかな香り。四季を身近に。

■初めてでも大丈夫! 上手に育てるコツは?

鉢植えは実つきがよい
果樹というと、庭に植えて大きく育てないと収穫できないと思ってはいませんか? そんなことはありません。鉢で育てることで根の生育が制限され、枝葉の伸びも抑えられるので、花や果実に養分が多く行き渡り、実つきがよくなります。日当たりのよい場所や寒さから守るために置き場を移動できるのもメリット。家庭では断然、「鉢植え」を推奨!
冬の寒さに注意しよう
香酸柑橘類は総じて寒さに弱く、冬に寒さで枯れることも珍しくありません。調査によって耐寒温度の数字が明らかになっているのはレモン(-3℃)、カボス・スダチ(-6℃)、ユズ(-7℃)の4種類だけですが、どんな種類でも冬に霜が降りるような地域では鉢植えで育て、冬は鉢を室内などに移動させたほうが無難です。
※テキストでは様々な香酸柑橘類の品種と、詳しい栽培方法を紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2020年11月号より

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