もっともっと、花を飾りましょう

チューリップ 撮影:田中雅也
自分で育てて美しく咲いた花、花屋さんで出会ったお気に入りの花を、もっと暮らしの中に取り入れましょう。たった一輪の花でも、飾り方に工夫をすることで付加価値が生まれ、物語を感じさせるような空間が生まれます。大地から切り離してしまった切り花に、新しい世界を与えましょう。フラワーアーティストの川崎景太(かわさき・けいた)さんが素敵なアイデアをご紹介します。

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■綿の豆に花を咲かせる

節分にちなみ、豆をモチーフにしました。ふわふわの豆のさやから、可憐な花が顔をのぞかせ、誕生の喜びもイメージできるデザインです。綿はいろいろな形ができるので、好みの形にアレンジしてください。綿の柔らかな質感には、パステルカラーの小花が似合います。
 
 

■鏡が生み出すダブルの世界

花を暮らしの中に生かすために、もっと面白い場所に生けられないかと考えて、鏡の前に置くことにしました。半円は円形に、三角形なら四角形に……。鏡に映すことで形がダブルになり、空間が広がるような面白さを楽しめます。少ない花でもボリュームが増して華やかな印象になります。


■花一輪の美しさを

切り花は、切られたときから根と大地を失うため、自ら立つことはできません。そこにツバキの葉を添えることで、すっくと花が立ち上がるシンプルで美しい一輪ざしに仕立てました。ツバキ以外でも、サザンカやレモンリーフのような厚みと堅さのある葉であれば同様につくれます。

※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2019年2月号より

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