うまみが凝縮! 干し野菜づくりのコツ

2本の物干し竿の上にざるをセット。キウイなど水分の多い果物などは、ざるの上にオーブン用の紙を敷くとよい。撮影:サトウノブタカ
太陽の光を浴びて干された野菜は、うまみが凝縮。生とは違うおいしさがあります。つくり方はとっても簡単。切って干すだけです。保存性もアップするので、ストックしておくと便利ですよ。干し野菜づくりのコツを、料理研究家の濱田美里(はまだ・みさと)さんに教えてもらいました。

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■干し野菜づくりのコツ

野菜は、おひさまにたっぷり当てて干しましょう。場所は、日当たりのよい庭やベランダ。屋外に干せない場合は、日当たりと風通しのよい窓辺でもかまいません。きのこ類は比較的早く乾きますが、屋外で干すよりも時間がかかります。小さく薄く切るなど工夫してみてください。
干すときは、野菜の下にも風が通るようにざるの上に置きます。揚げ物に使う網や乾物づくり専用のネットもおすすめです。
野菜の皮を残して干すかどうかは、お好みでかまいません。皮を残すとくせやえぐみが強くなり、戻す時間も長くかかります。
干し野菜を常備しておくと、野菜の下ごしらえの時間が短縮でき、日々の調理に便利です。買いすぎたり、たくさんいただいたりして一度に食べきれないときにもむだなく使えます。

■ここがポイント!

□ 野菜を切るとき
・ 切る前にしっかり洗う。
・ 厚みや大きさをそろえる。
・ 早く仕上げたいときは、薄く小さく切る。
□ 野菜を干すとき
・ 切り口を上にして、すき間をあけて並べる。
・ 果物など、水けの多いものはオーブン用の紙を敷くとくっつきにくい。
・ 時々裏返す。
・ 外に出しっ放しにすると、しけてしまうので、日が陰ったら取り込む。
□ 干し野菜の保存
・ ジッパーつきの保存袋や密閉容器を使う。
・ よく乾かした野菜は、冬なら常温で1か月間程度保存できる。
※干し野菜のつくり方とアレンジレシピはテキストに掲載しています。
■『NHK趣味どきっ! おひさまライフ』より

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