ナスからトゲトゲした葉が出てきた! これは何?

ナスの台木から出た赤ナスの芽。葉脈にとげがある。見つけたら早めに取ろう。撮影:谷山真一郎
ナスの栽培中、根本からトゲトゲした葉が生えてくることがあります。恵泉女学園大学人間社会学部教授の藤田 智(ふじた・さとし)さんに、この現象について解説していただきました。

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新種の野菜ができたわけじゃありませんよ。つぎ木苗の台木に使われている赤ナスから芽が伸びて、育ったもの(台芽)です。やがてトマトに似た赤い実がなりますが、食べてはいけません。台木に使われるのは、根が丈夫で強健な植物です。放置するとぐんぐん育ち、肝心のナスの生育を圧迫するので、早めに元から取り除きましょう。
なお、ナスの台木には、赤ナス以外の植物が使われることもあります。台木の種類がなんであれ、台芽は早めにかき取ることが大切です。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2018年8・9月号 より

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