ホリエモン、収監されても「日本に愛想を尽かしていない」

収監 僕が変えたかった近未来
『収監 僕が変えたかった近未来』
堀江貴文
朝日新聞出版
1,977円(税込)
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 旧ライブドア事件による旧証券取引法違反の罪で、懲役2年6ヶ月の実刑が確定し、6月20日に収監される堀江貴文氏。これまで一貫して無罪を訴えてきたにも関わらず棄却され、バッシングも未だに収まってはいません。しかし、これだけ叩かれてもなお、堀江さんは「日本に愛想を尽かしていない」と著書『収監』(朝日新聞出版)に収録された批評家・東浩紀氏との対談で述べています。

 同書は堀江氏が「近未来の日本」について、様々な角度から自分の考えを語っていくというもの。その多くはただの予測に留まらず、「こうした方がもっと日本はよくなる」という提言にもなっています。対談のなかで堀江氏は、今も日本に絶望せずこうしたメッセージを発信し続ける理由について、「おせっかいだから」と言います。

「個人的な問題解決で言えば、日本から出ていけばいい。でも、めちゃくちゃ悔しいんですよ。やっぱり、そういう気持ちがあるんですね」(堀江氏)

 社会に戻ってきたら、「政治活動をやりたい」とも。それに対し東氏は、堀江氏が謝罪会見で頭を下げて謝ったにも関わらず、そのイメージから「反省の色がない」と報道されてしまうことを挙げ、「では、スーツを着てみたらどうですか? スーツを着て頭を下げて、それこそ土下座でもしたら一気に仮釈放ですよ」と提案します。

 しかし、堀江氏は「それはもう、日本を見捨てるとき」として、日本に居続けたいと思う限りは、あくまでも「自分」を貫くつもりだと返答。収監を目前に控えているにも関わらず、こう語っています。

「(実刑判決が下っても)やっぱりファイティングポーズをとりたくなるときがあるんですよ。TBSのニュース番組に出演したときも、そばに座っていた社会部の記者の発言にイラッとしましたから。まだまだ腐った考え方をする人が多いから、『戦わないと』って」(堀江さん)

 堀江さんは収監後も7冊の著作の出版を控えているほか、メールマガジンの発信継続、自身原作の漫画連載などを予定しているとのこと。獄中にあっても、堀江さんの「戦い」は続いていくようです。

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