親と一緒に過ごせる日数はあと何日ある?~『親が死ぬまでにしたい55のこと 』

親が死ぬまでにしたい55のこと (Earth star books)
『親が死ぬまでにしたい55のこと (Earth star books)』
親孝行実行委員会
泰文堂
1,750円(税込)
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 日本人の人生は長い。

 平均寿命は男性79歳、女性86歳と男女とも世界のトップをひた走り、特に女性は24年連続長寿世界一の座を保っています。

 そんな日本人は"親"としての人生も長いはずです。

 では、"親子"としての人生はどうかというと、必ずしも世界一とは言えないようです。仕事が忙しいことや、親子別居などといった昨今の親子関係の状況を考え合わせると、仮にいま親が元気で生きているとしても、私たち(子ども)に残された時間は、実はそれほど多くはないのです。

 たとえば、親と離れて暮らしている場合。1年間で親に会えるのは、お正月とお盆の6日間しかないとしたら、どうなるでしょう。6日間といっても、1日のうち親と一緒にいる時間は1日の半分以下。多くて11時間と計算してみてください。仮に親が現在60歳で80歳まで生きるとしたなら、こんな数字がはじき出されます。

 親の残された寿命【20年】×1年に会う日数【6日間】×1日で一緒にいる時間【11時間】=1320時間

 あなたが親と一緒に過ごせる時間は約1320時間。日数にすると、わずか約55日間!! 盆暮れごとに会っても、親子の人生は余命2か月足らずの短さ。そう考えると絶句してしまいそうです。

 "親の死"は、いつか必ず訪れる──。ほとんどの人がそのことを頭でわかっていても、日々の忙しさに流され、親の死とどう向き合うべきなのか、真剣に考える機会を逃してきたのではないでしょうか。

 ここらで一度、立ち止まってみてはいかがでしょう。あなたが親と一緒に過ごせる時間は約1320時間。日数にすると、わずか約55日間しかないのですから。

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