第4回 来るか!? あらたなる宇宙SF冒険映画ブーム
- 『ガーディアンズ オブ ザ・ギャラクシー』のコンセプトアート
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先日は、イベント=11月21日(水) 「WEB本の雑誌 映画部!presents ほぼ友達がいない人のための元気が出る映画ナイト」に来ていただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました! 意外に大好評で、レギュラー化の噂もあります!(笑)
あのイベントのテーマが、ほぼ友だちのいない人に送るオススメ映画ということだったので、僕はあえて非アメコミ系映画ということで下記をあげさせていただきました。
『(500)日のサマー』
『2000人の狂人(マニアック2000)』
『キャリー』
『ランボー:怒りの脱出』
『ロッキー・ホラー・ショー』
これらの魅力については、後日また語らせていただきたいと思います。
またこのコラム更新が不定期でしたが、今月あたりから月2回の更新をめざしていきますので、よろしくお願いいたします!!
さて、ここ1ケ月の間で、ギーク(=オタク)にとって一番のNEWSは、ディズニーが、ルーカス・フィルムを傘下におさめたことでしょう。つまり、ディズニーがスター・ウォーズを買収したのです。これによりダース・ベイダーはミッキーのお友だち、ジャージャー・ビンクスはドナルド・ダックとくちばし仲間、レイア姫はディズニー・プリンセス入り、ヨーダはスティッチにフォースを教えることになります。
しかしながら、このNEWSのインパクトは、そうしたビジネス的な面もさることながら、2015年にディズニーの下で、新しいスター・ウォーズの映画=今までの6作との関連から言えば、『スター・ウォーズ:エピソードⅦ』が公開される!と発表されたことでしょう。
すでに、2015年は『アベンジャーズ2』と『ジャスティス・リーグ』(スーパーマンやバットマン、グリーンランタンらDCコミック=ワーナー系のヒーローたちが、"アベンジャーズ"のようにチームを組んでいる。
詳しくはこちら)のヒーロー映画超大作が夏にぶつかるわけですが、ここに恐らく新『スター・ウォーズ』がくる、、『パイレーツ オブ カリビアン5』もこのタイミングと言われているので、スパイダーマン・バットマン・アベンジャーズが出そろった今年の夏をさらに越えるホットな夏になります。
そして、もう一つ、実は宇宙冒険活劇の分野が復活するのではないかと思うのです。まず来年、『スター・トレック』の続編が公開されます。J.J.エイブラムスが続投。前の出来栄えを考えると「2」にも期待できます。
そして14年夏はディズニー・マーベル印の『ガーディアンズ オブ ザ・ギャラクシー』という作品が登場(詳しくはこちら)。"銀河の守護神たち"という意味からもわかるように、宇宙の平和のために、様々なエイリアン戦士たちが、星の垣根を越えて集結するというものです。しかも『アベンジャーズ』の世界観ともリンク(=アイアンマンが、この映画にカメオ出演する、との噂もあり)、早くから『スター・ウォーズ』×『アベンジャーズ』とも言われていました。
僕は「スター・ウォーズ」が「エピソードⅢ」でいったん終結した後、エンタメ業界的には宇宙SF冒険映画の枠が空いていたので、この『スター・トレック』と『ガーディアンズ オブ ザ・ギャラクシー』が、このマーケットをとりにくると思っていましたが、本命『スター・ウォーズ』がもどってきて、2013・2014・2015と3年連続で 宇宙モノが来るのです! 商品化という面から考えても、キャラクター人形の他に、宇宙船のおもちゃも売れるので、こういうところも大きいし、IMAXや3Dとの相性もいいのでしょう。
この3本の成功が、宇宙SF映画ブームをまた巻き起こすかもしれません。
個人的には、僕の子どものころの愛読書『キャプテン・フューチャー』(NHKでアニメ化され、これもよかったです)が映画になってほしいなあ。
(文/杉山すぴ豊)