ジャレッド・レト主演『モービウス』、なぜ否定的なレビュー多い?
- 『モービウス』
- ジャレッド・レト,マット・スミス,アドリア・アルホナ,ジャレッド・ハリス,アル・マドリガル,タイリース・ギブソン,Daniel Espinosa,Avi Arad,Matt Tolmach,Lucas Foster
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『ヴェノム』、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に続く、ソニーのスパイダーマン・ユニバース第3作目『モービウス』。過酷な役作りをするハリウッドスターとして知られるジャレッド・レトが主演を務めたアンチヒーロー映画ですが、海外では否定的なレビューがネット上で目立ちます。豪華俳優陣&今後注目されるソニーのスパイダーマン・ユニバースの作品なのに、いったいなぜ?
ジャレッド・レト演じるマイケル・モービウスは、幼い頃から血液の難病を患っていました。天才医師とも呼ばれるようになったモービウス博士は、同じ病に苦しむ親友のマイロ(マット・スミス)と自分を救うために、コウモリの血清の研究を自分の体を使って開始。その結果、吸血鬼のような力を得てしまうのです。これは治療ではなく「呪いだ」と感じたマイケルでしたが、マイロが現れ、自分にも血清を投与してほしいと懇願します。
本作は、「It's Morbin' Time」というTwitterに登場したフレーズがミーム化し、話題になったにも関わらず、有名映画評論サイト、「Rotten Tomatoes」では低評価の結果に。海外の否定的なレビューを見てみると、「ジャレッド・レトのすばらしい演技があるにも関わらず、痛々しいほど平凡」「よりいい映画を浅く再現している」(Screen Rant)という声も。本作でモービウスを演じたジャレッドは、足を引きずる演技をするために尽力し、カメラの外でも松葉杖を使用していたといいます。なんと、彼はトイレに行くのに45分もかかったそう。そんな努力が目に見えてわかるほど、魅力的な演技を披露しているジャレッド。この否定的なレビューは悲しいですが、言い換えると、とってもわかりやすいストーリーラインだと私は思います。今後のソニーのスパイダーマン・ユニバースにモービウスが登場する可能性は十分あるので、今後に期待したいです。
(文/トキエス)