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ライアン・レイノルズの"凶変"『悪魔の棲む家』

悪魔の棲む家 (日本語字幕版)
『悪魔の棲む家 (日本語字幕版)』
Jay Anson,Sandor Stern,Stuart Rosenberg,Samuel Z. Arkoff,Ronald Saland,Elliot Geisinger
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 『デッドプール』シリーズや『フリー・ガイ』などで知られるライアン・レイノルズ。この2作のイメージが最近では大きく、"面白い俳優"というイメージがめちゃくちゃ強いですが、そんな彼が凶変していく様が怖すぎる映画『悪魔の棲む家』を今回はご紹介。本作は、1979年の同名ホラー映画のリメイク版であり、実際の事件をもとに描かれています。

 1974年、ニューヨーク州ロングアイランド。広い家に住むある一家の長男、ロナルド・デフェオ・ジュニアが家族を銃で次々と殺めていきます。そんな彼は、家から声が聞こえて操られたと主張していました。それから1年後。ジョージ(ライアン・レイノルズ)は、妻のキャシーにお願いされ、格安になっていたこの家を購入。悲劇があったと不動産屋から話は聞くものの「家が人を殺さない。人が人を殺すんだ」とジョージは言い、キャシーの子どもたちと一緒にこの家に住むことを決意。しかし引っ越し直後から、ジョージは幻覚を見るようになり、さらにはキャシーや子どもたちに対して暴言を吐くように......。

 ジョージが子供たちに「お仕置き」をするシーンがあるのですが、可哀想すぎて見てられない。それくらいジョージを演じたライアン・レイノルズの豹変っぷりに驚かされます。IMDbによると、ライアンは本作撮影中に、子どもたちと距離を置いたそうです。そうすることで、ジョージが変わり始めた時に、子どもたちにかける言葉や態度で自分が悩まされないようにしたのだとか。撮影現場では、しばしば子どもたちが「ライアンは僕たちのことが嫌いなんだ」と打ち明けていたようです。

 ブレイク・ライブリーとの間に子どもがいて、子どもに人気のキャラを数々演じているライアン。そんな彼が、子どもに「恋に落ちること」を撮影現場で禁じて挑んだジョージに、あなたもきっと驚かされるでしょう。ちなみにロナルド・デフェオ・ジュニアの事件は本当にあった事件なので、実際に調べてみてから鑑賞するのも面白いかもしれません。

(文/トキエス)

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