もやもやレビュー

WWEを描く映画『ファイティング・ファミリー』はプロレス版『バーレスク』だった

ファイティング・ファミリー [Blu-ray]
『ファイティング・ファミリー [Blu-ray]』
フローレンス・ピュー,ドウェイン・ジョンソン,ニック・フロスト,レナ・ヘディ,ジャック・ロウデン,ヴィンス・ヴォーン,スティーヴン・マーチャント
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> HMV&BOOKS

 世界最大のアメリカプロレス団体「WWE」。『ジュマンジ』シリーズなどのドウェイン・ジョンソンをはじめ、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』出演のジョン・シナや『アーミー・オブ・ザ・デッド』のデイヴ・バウティスタなどのハリウッドで活躍する俳優たちが、かつてリングに立ったことでも知られています。WWEは "ショープロレス"スタイルで、これまで数々のドラマを生み、世界中のファンを魅了してきました。そんなWWEで一夜にしてスターの座を掴んだ女性プロレスラー、ペイジの物語を今回はご紹介します。映画『ファイティング・ファミリー』は、彼女の家族を追ったドキュメンタリー作品に感銘を受けたドウェインがイギリス映画会社とタッグを組んで作られた作品。本作は、まるでプロレス版『バーレスク』のようで、少女が夢を掴み取るまでの感動物語が描かれています。

 イギリス北部でレスリングジムを営む一家に育った18歳のサラヤ(フローレンス・ピュー)は、13歳の頃からプロレスを始め、兄のザックとともにWWEのリングに立つことを夢見ていました。ある日、二人にWWEのトライアウトに参加するチャンスが訪れ、そこでWWEのスーパースター、"ザ・ロック"ことドウェイン・ジョンソンと対面を果たします。兄妹は大興奮のままテストを受けますが、そこでサラヤだけが合格に。フロリダ行きが決定しますが、その一方で、兄ザックとの間に亀裂が入り......。

 フロリダでサラヤはリングネームをペイジに変えて、毎日過酷なトレーニングに励みます。しかし、自分以外の選手は元チアリーダーやモデルだったことから、馴染むことができず、友達もできません。疎外感を持ちながらもなんとか毎日踏ん張りますが、ある日ザックが不合格の理由を聞いたことで、自分の夢をもう一度見直していきます。 根性だけではどうにもならない過酷なWWEのトレーニングのほか、サラヤとザックの家族が経営しているプロレス団体「WAW」についても描かれており、プロレスを通して家族の絆や夢を勝ち取ることへの努力などに目頭が熱くなります。「WWEってなんだろう?」と、興味があるけどよくわからない人や、『バーレスク』『恋とニュースのつくり方』など、女性が成功を掴むまでのサクセスストーリーが好きな方にはぜひチェックしてもらいたい一本。もちろんWWEファンも大興奮で鑑賞できる一本です。

(文/トキエス)

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND 映画部!

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム