部下との上手なコミュニケーション方法を学ぶ『ボーン・コレクター』
- 『ボーン・コレクター [Blu-ray]』
- デンゼル・ワシントン,アンジェリーナ・ジョリー,クイーン・ラティファ,マイケル・ルーカー,エド・オニール,フィリップ・ノイス,ジェレミー・アイアコン,デンゼル・ワシントン
- ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- >> Amazon.co.jp
- >> HMV&BOOKS
部下が育たない......!若者たちの教育に頭を抱えている人は多いはず。そんな方におすすめなのがクライム・サスペンス映画『ボーン・コレクター』。グロテスクシーン多めの作品ですが、主演のデンゼル・ワシントンと、アンジェリーナ・ジョリーが素晴らしい上司&部下の関係を演じており、社員教育のヒントにできる一本です。
超敏腕科学捜査官で、犯罪学者でもあったリンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)は、任務中の事故で全身麻痺の体となってしまいます。彼が動かせるのは脳と指先一つだけ。ある日、青年課の新米警官、アメリア・ドナヒュー(アンジェリーナ・ジョリー)が変死体を発見。彼女は即座に列車を止め、証拠を写真におさめます。リンカーンは、そんな彼女をある難解な事件の捜査パートナーに抜擢します。
リンカーンは頭脳、アメリアは鋭い洞察力で事件に挑んでいくのですが、もちろん経験の浅いアメリアにとって現場検証はとっても過酷なもの。ある事件現場で、リンカーンに死体を調べるように言われた彼女は、あまりのプレッシャーにその場から逃げ出してしまいます。引きこもったのち、リンカーンのもとに戻ったアメリア。しかし、リンカーンは罵ることなく、自分の行き過ぎた指示について謝り、彼女が優秀な警官だということを伝えるのです。頑固なキャラクターのリンカーンが素直になることで、アメリアも任務により力を入れるように。これらのシーンを通じて、部下の立場に立って考えることや、自分の誤りを素直に認めることの大切さに、改めて気付かされます。また、本作の意外な犯人にも注目です。
(文/トキエス)