もやもやレビュー

号泣してしまった...『クワイエット・プレイス』が「新感覚ホラー」と絶賛されたワケがわかった

クワイエット・プレイス (字幕版)
『クワイエット・プレイス (字幕版)』
エミリ ブラント,ジョン クラシンスキー,ジョン クラシンスキー,ジョン クラシンスキー,ブライアン ウッズ,スコット ベック,ジョン クラシンスキー,マイケル ベイ,アンドリュー フォーム,ブラッド フラー,セリア コスタス,アリソン シーガー,アーロン ジェイナス
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 「音を立てたら即死」。そんなキャッチコピーで、話題となった『クワイエット・プレイス』。本作の設定から「劇場鑑賞のときは、ポップコーンが食べられない......」という声も続出しました。もちろん「○○したら死ぬ」なんて設定のホラーは世の中にあふれていますが、本作が「新感覚ホラー」と絶賛されまくっている理由は、ほかにあったのです。

 舞台は2020年。音に反応し、人類を襲う"何か"によって世界は変わり果てていました。その中で、「決して音はたてない」というルールを守りながら生き延びている家族がいました。父親のリーは、これから育つ子どものために魚のとり方を教え、母親のエヴリンはこれから迎える出産の準備をする日々。彼らは手話を使ってコミュニケーションをとり、裸足で移動。そんなルールを徹底した生活をしていましたが、ついに彼らの家に"何か"が入り込み......。

 本作で夫婦役を演じたジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントはプライベートでも夫婦。本作は、壮絶なる恐怖から懸命に子どもたちを守ろうとする親の姿が中心的に描かれており、怖いのに感動できちゃうのが不思議です。

 本作では監督も務めた夫のジョン・クラシンスキーは、妻であるエミリー・ブラントが妊娠中に本作の原案を知り、「怪物から子どもを守る親の姿」に関心を持ち、エミリーの後押しもあって監督を務めることになったそうです。あるインタビューで「もともとホラー映画は嫌いだっただけど、監督するにあたりいろんなホラーを見て研究した」と話していたジョン。そんな元ホラー嫌いな人が監督をしたからこそ、普通のホラーにはない「家族の温かみ」のようなものがこの作品にはあるのではないでしょうか。そんな温かみこそが、本作が「新感覚ホラー」と絶賛される理由でもあります。

ちなみに今年の5月に続編『クワイエット・プレイスPARTⅡ』が公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期に。日本公開が待ち遠しいです。

(文/トキエス)

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