もやもやレビュー

POV映画好きならマスト! 容赦ない衝撃映像がてんこ盛り『地下に潜む怪人』

地下に潜む怪人 (字幕版)
『地下に潜む怪人 (字幕版)』
パーディタ・ウィークス,ベン・フェルドマン,エドウィン・ホッジ,ジョン・エリック・ドゥードル,ジョン・エリック・ドゥードル,ドリュー・ドゥードル,トーマス・タル,ジョン・ジャシュニ,ドリュー・ドゥードル,パトリック・アイエロ
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 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』から始まり、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『REC』シリーズ、『クローバーフィールド HAKAISHA』などなど、POV(視点ショット)モニュメンタリー映画は、ホラーというジャンルで人気を確立しつづけてきました。POV作品は、その場のスリルを楽しめるからホラー映画にうってつけ。私も「POV作品」というだけで、なんだか見たくなる欲求に駆られてしまいます。そんなPOV作品の中でも良作を発見! その名も『地下に潜む怪人』。『REC』のハリウッド版『REC レック ザ・クアランティン』や『デビル』などを手掛けてきたエリック&ドリュー・ドゥードル兄弟が脚本を手掛けた作品です。

パリの地下深くにある世界最大級の地下墓地。そこに研究者のスカーレットを筆頭に、翻訳者のジョージ、そして地下墓地に詳しいというフランス人のパピオン、そしてパピオンの友人たちが足を踏み入れます。しかし、迷路のように入り組んだ地下を探検するうちに、不可解な出来事が彼らを襲い......!

 翻訳者のジョージは以前、スカーレットの無茶苦茶な研究につきあわされたおかげで、トルコの留置場に入れられたという最悪な過去を持っています。今回もスカーレットの強引な誘いを直前まで拒否するのですが、ジョージの意思に関係なく地下に入ることになってしまいます。そのシーンがもう「やめてあげて......!」と思ってしまうほど。
 このエピソードだけでも気づいた人はいるかもしれませんが、本作の主人公スカーレットは、だいぶクレイジー。恐怖心より探検心が勝っているタイプなので、普通のPOVホラー映画のように「恐る恐る進む」なんてことを彼女はしません。そのため、衝撃的な映像が容赦なく急に飛び出してくるのが本作のポイント。ちょっと衝撃度高めのPOV作品を探している方はぜひ。
 ちなみに大手映画評論サイト「Rotten Tomatoes」では26%という低評価であるものの、Googleユーザーは96%がこの作品を「いいね!」していました。それもめちゃ興味深い......。

(文/トキエス)

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