もやもやレビュー

『アデライン、100年目の恋』に自分の未来を重ねてみたり。

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誰が言ったか知らないが、女性の恐怖新聞と言えば "3S"。そう。しわ、しみ、白髪のこと......。あなたの元にも私の元にも、いつか必ず舞い込んでくるものなのです。しかし、ここ最近の女性誌を見てみると、時代の流れは変わりつつあるよう。打倒・老化というよりも、それを受け入れつつ、かわしていくという雰囲気。かわすためのコスメも進化してきている、というのも理由にあるかもしれませんが。

自分が子どもの頃に感じていた「おばさん像」と、街を歩いている子持ちのママたちが全く違うのにも気付いていました。おばさんと呼ぶのをためらってしまう人があまりに多いので、そういう言葉が出てくるといいのかしら。すでにあるんですかね。

さて、そんな<3S>を待ちわびていた美女が今回の主役。その名はアデライン。ある事故をきっかけに29歳で加齢が止まり、そのまま100年間も生きている。身バレしないため、名を変え土地を変え。人を避け続けてきたはずの彼女が、うん10年ぶりに恋に落ちるという映画なのですが、ブレイク・ライヴリーが、思いの外はまり役。自分とは異なり、年を重ね年老いていく娘役に、エレン・バースティン。元彼役にハリソン・フォード。しっかりと脇を固めてきているので、見応えもあります。年を取りたいのに取れないアデラインを見ていたら、シミも白髪もありがたーい存在なのかも、なんて、思ったり、思わなかったり。

(文/峰典子)

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