もやもやレビュー

迷わない生き方に憧れる。『バケモノの子』

バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]
『バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]』
バップ
商品を購入する
>> Amazon.co.jp
>> LawsonHMV

 『君の名は』が大ヒットした今年。ちなみに、去年話題になったアニメ映画は『バケモノの子』でした。

 2015年7月公開の本作は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で知られる細田守監督の長編映画。舞台はバケモノ界【渋天街】。人間の世界とは別にバケモノの世界があるという設定です。

 少年・蓮(声優 幼少期・宮崎あおい)は、父親が失踪し、母親にも先立たれてしまった中、自分を迎え入れようとする親戚に反発し、家出。その最中、バケモノの熊徹(役所広司)と出会います。

 バケモノの世界では、「宗師」という存在がバケモノ界を統括していました。現・宗師(津川雅彦)に弟子を作れと命じられていた熊徹は、蓮を弟子にしようと決めます。
心の闇を持つと言われる人間を弟子にしようとすることに周囲は猛反対。でも、熊徹には迷いがありません。蓮は九歳だったことから九太と名付けられ、熊徹の弟子になったのでした。

 注目したいのは、周囲の反対を押し切って蓮を弟子にした、熊徹の潔い決断力。

 自分の人生に関わる大きな決断をするとき悩む人は多いと思います。本作はアニメですが、熊徹から学ぶことは多いです。自分の為ではなく、大切な人の為に。また直感を信じ、自分を信じるなど、迷いない選択をするヒントがもらえます。
また、登場人物の声の多くを役者さんがしていることで話題にもなりました。賛否両論あったようですが、楽しみの一つに観てみては。

(文/森山梓)

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム