もやもやレビュー

『るろうに剣心』の外国人の萌えポイントは?

るろうに剣心 Blu-rayスペシャルプライス版
『るろうに剣心 Blu-rayスペシャルプライス版』
佐藤健,大友啓史
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 先日、オーストラリアの大手DVDショップに訪れた際、実写版『るろうに剣心』が陳列(しかも平置き!)されているのを発見し、思わず購入してしまいました。日本の映画業界は、漫画原作ブームとなっていますが、その中でもサムラーイな感じがウケるはずと、外国人のお友達にオススメしたところ......。

 「不殺(ころざず)の誓い」を持ち、流浪人となった緋村剣心(佐藤健)はかつて「人斬り抜刀斎」として恐れられていた剣客でした。そんな彼が旅の途中、「抜刀斎」と名乗る人物による人斬り事件に巻き込まれていくストーリー。

 本作の最大のみどころといえば、佐藤健演じる剣心の殺陣。アクションシーンが始まる前は、外国人のお友達も「このサムライ、女の子みたいだな」と剣心を少々バカにしていたものの、いざ殺陣が始まると、「WOW!! COOL!!」とテンションMAX。女の子のような男性が、こんなにも素早い剣さばきを見せ、そしてなにより強い。そのギャップにやられてしまったようで、「次回作も観ようぜ!」と大興奮の模様。剣心のような"可愛いのに強い"というギャップに惹かれてしまうのは、世界共通なのかも。

 というわけで、日本の文化をよく知らないけど興味がある......という外国人さんにばっちりオススメできちゃう本作です。

(文/トキエス)

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