喧嘩中の夫や妻への嫌がらせ大辞典。『ベガスの恋に勝つルール』

　キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーが共演し、ラスベガスを舞台にしたロマンティック・コメディ『ベガスの恋に勝つルール』。ハイテンションな二人が繰り広げるハチャメチャな恋愛は、爽快な気分になりたいときにオススメです。

　婚約者に捨てられたジョイ（キャメロン・ディアス）と、仕事をクビになったジャック（アシュトン・カッチャー）は偶然ラスベガスで出会い、意気投合！　そして酔っ払った二人が、朝、目をさますと、なんと結婚していたのです！　正気に戻った二人は、結婚をなかったことにしよう！と話し合い。そんな中、ジャックがジョイのコインでスロットを打って大当たり！　300万ドルの賞金の所有権をめぐって裁判を起こしますが、300万ドルは差し押さえ、そして6ヶ月間、夫婦生活を成し遂げなければいけないという判決が下ってしまうのです。

　気が強い二人は、共同生活中も嫌がらせしあうのですが、それがみっともなくて、面白い。便座の上げ下げをしっかりしろとジョイに注意されたジャックが便座そのものを取り外してしまい、最終的にはトイレのドアそのものを撤去。一方、ジョイは朝早くから、ミキサーで大きな音を立てながらスムージーを作ります。その音が工事現場並みの騒音（笑）。しかし、「スムージー！」と笑顔で振舞うジョイがなんだか可愛く思えます。

　そんな笑える二人のバトル。ジョイの"ミキサーの音"ように実際に夫婦喧嘩した時の嫌がらせに使えそうなものもばかりで、まるで仕返しの教科書を読んでいるかのよう。こんなハチャメチャな二人がどう恋愛に発展していくか、そこにももちろん注目です。

（文／トキエス）