尽くした男に振られたら、とりあえず『キューティー・ブロンド』を観れば立ち直れる!
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大好きな人のためなら、自分の今置かれている状況や身の回りのものを全て投げ出しても一緒にいたい! そう思う女性は、たくさんいると思います。特に、結婚生活や安定に憧れを強く持つ人は、自分の自由と引き換えに相手に全てを捧げてしまうことも。しかし、男性に全て捧げた後に破局してしまうと、自分の存在価値すらわからなくなる。私には何も残ってない......と落ち込んでいる女子、そんなことないんです! とりあえず『キューティー・ブロンド』観とけ!
ブロンド美女のエル・ウッズは、学校でファッションを学び成績も優秀。誰からも好かれる人気者の彼女は政治家志望の恋人、ワーナーのプロポーズを受ける瞬間を今か今かと待ち望んでいました。しかし、ワーナーが口に出したのはまさかの別れ話! 議員の妻にブロンドはふさわしくないとバッサリ言い切られたエルは、ワーナーにとってふさわしい女性になるため、ワーナーと同じハーバードのロー・スクールに進学することに。
ワーナーのことが大好き! その一心で、難しいテストをクリアして、同じ学校に進学。しかし、新しい学校にはなじめず、ワーナーにもすでに新しい婚約者が......。一見、最悪すぎる状況に置かれてしまったエルですが、彼女の強いところは諦めないこと。バカにされたのが悔しくて、勉強も人一倍頑張ります。大好きなファッションの道ではなく、難解な法律の道を選択したのもワーナーの心を引き止めるため。彼女が自分の決断に後悔するシーンも何度か見受けられますが、ワーナーを想う一途な気持ちがあるからこそ、それよりも遥かに前を向くシーンが多い。落ち込む女子の特効薬になる作品だと思います。
キッカケはともあれ、恋愛よりももっと大切なものを手に入れたエル。男のために全てを捧げたことに後悔するよりも、全てを手放したからこそ手に入るものもあるということを教えてくれます。失恋直後や傷心モードのときに本作を観れば、あなたもきっと前を向けるはず。
(文/トキエス)