『イーグル・アイ』は、電話応対が苦手な人が見るべき映画です。
- 『イーグル・アイ [Blu-ray]』
- シャイア・ラブーフ,ミシェル・モナハン,ビリー・ボブ・ソーントン,D・J・カルーソ,スティーブン・スピルバーグ,エドワード・L・マクドネル,ジョン・グレン,トラヴィス・アダム・ライト,ヒラリー・サイツ,ダン・マクダーモット,シャイア・ラブーフ
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- >> Amazon.co.jp
- >> HMV&BOOKS
スティーヴン・スピルバーグの原案を『ディスタービア』のD・J・カルーソー監督がシャイア・ラブーフと再びタッグを組み完成させ話題となった『イーグル・アイ』。平凡な市民が、謎の女性の脅迫電話で次々と事件に巻き込まれていくパニック映画的な要素もある本作は、ジェットコースター感覚で楽しめます。
コピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)は、双子の兄を亡くした直後、ある日突然何者からか、多額のお金と軍事機材など大量に受け取ります。そして謎の"アリア"という女性から電話でFBIから逃げるように指示され、あれよあれよという間にテロリストとしてマークされてしまうのです! 絶体絶命に陥ったジェリーはアリアの声のまま行動するしか手段はありませんでした。一方で、法律事務所の事務係であるレイチェルも、最愛の息子を人質にとられ、アリアからの指示に従うしかありませんでした。パニック状態の2人はアリアによって引き合わされ、謎を抱えたまま命令に従い行動します。
注目してほしいのが、謎の女"アリア"の電話。質問されようが、電話ごしで怒鳴られようが、自分の要望だけを簡潔に伝え、相手が自分に従うように仕向けます。「アリアに怒りをぶつけるのは御法度なのでは?」とまで思わせるような冷酷な声は、本作を観ているうちに謎が深まるばかり。普段、ちょっとした電話対応でパニックになってしまう私は、そんなミステリアスで冷酷なアリアの声にちょっと憧れてしまいました。彼女のような話し方を身につければ、メンタリスト的な感覚で相手の言動なども見透かすことができるのかも。
また本作は、瞬く間にシーンが変動していくので、ジェリー同様、頭の中がパニックになりながら観賞できます。二転三転するストーリーと爽快感がたまらない本作は、スカッとしたいときに観るのがオススメです!
(文/トキエス)