ドジの未来を明るく照らしてくれる、ドジ・オブ・ザ・ドジの名言ここにあり。『裸の銃を持つ男PART2 1/2』
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ドジっ子なんです、てへっ。で、済むのは20代まで。30過ぎると、「てへ」が全く通用しない、ドジにとっての暗黒時代がやってきます。でも、大丈夫! これを観れば勇気が出ます。
ドジ......というか、その次元を大きく超えて、神がかり的、いや、犯罪的なドジ刑事フランク・ドレビン(レスリー・ニールセン)が主人公のコメディ映画『裸の銃を持つ男』シリーズ2作目。新エネルギー政策を巡り、旧エネルギー勢力が企む陰謀を阻止するべく、フランクが大活躍するというストーリーです。
動けば動くほどに、雪だるま式に事態が悪化していき、散々人に迷惑をかけるんだけど、回り回って最後には大手柄!......という奇跡の男、フランク。棚に並ぶ美術品を壊さないように気をつけていたら、結局全部壊すどころか、火事で部屋ごと全焼させたり(1より)、ホワイトハウスの晩餐会で貴婦人をぶん殴ってしまったり(2より)と、生きてるだけでトラブルが絶えません。
そんなフランクが、ドジで落ち込んでいるかというともちろんそうではなく、見た目と態度は完全に、真面目なデキる風オヤジ。乗れもしない戦車に乗って、操縦方法がわからず動物園に突っ込み、キリンやライオンなどの動物たちを街に逃がしてしまった時には、上司に責められますが、それでもフランクの辞書に落ち込むという文字はなく、上司に対していつになく冷静な切り返しをします。
上司「あなたのせいでヒヒが街で暴れまわってる」
フランク「結局は長官の責任でしょう」
そう、恐れることはない。自信を持って生きればいい。
(文/鬱川クリスティーン)