多肉がカサカサに枯れてしまった！　どうすれば？

: カサカサに枯れてしまったけれど……　撮影：桜野良充

ご自宅の多肉植物は元気ですか？　もしトラブルに見舞われてしまったとしても大丈夫。『NHK 趣味の園芸』2017年9月号では、3つの代表的な症状からレスキューする方法をご紹介しています。本稿では、「カサカサに枯れてしまった場合」の対処法を園芸家の靍岡秀明（つるおか・ひであき）さんに指南していただきました。

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■レスキュー前

株が大きく育ってから、外葉が枯れ込んできている状態です。根が鉢いっぱいになり、伸びるスペースがなくなり、水を吸い上げなくなったため、こうなったようです。

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■レスキュー計画：枯れた葉を取り除き、根も整理して植え替えます。

根鉢をほぐす
鉢いっぱいに張っている根をほぐし、整理します。今回はあまりに固かったので、ハサミで縦に切れ目を入れました。

悪くなった根を切り、枯れ葉を取り除く
今回は根が固まってしまっていたため、5cmほどまで切り詰めました。切り口を1〜2週間乾かしてから植え込みます。枯れた葉は取り除きますが、すぐ内側の葉が生きていれば、1〜2枚の枯れ葉を残してもOK。枯れ葉と一緒に生きている根を取り除いてしまわないための配慮です。

■レスキュー後

今回は、まだレスキュー可能な子株があったので、親株と別の鉢に植え替えました。鉢は劣化している可能性が高いので、新しいものにしました。なお、アガベなど夏型種の植え替えは通常9月中旬までに行い、それ以降は鉢増しのみで様子を見るほうがよいでしょう。

※テキストでは、「ボサボサになってしまった」「ヒョロヒョロに徒長してしまった」ケースのレスキュー法も掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2017年9月号より