肥料も水も十分なのに育たない! なぜ?

左が赤玉土、右が培養土にさしたクウシンサイ。その差は歴然! 撮影:上林徳寛
さし木でも育つと聞いて、スーパーで買ったクウシンサイと、自分で育てているトマトのわき芽を、野菜用培養土にさしてみました。しっかり根づくように途中で肥料をやって、水やりも欠かしませんでした。ところが、ポットから出してみたら、根の回りがよくなかったのです。一体何が悪かったのでしょうか。
 

■肥料は根の成長を妨げる!

肥料入りの野菜用培養土より、赤玉土のほうがよく根が出す。じつは、肥料分の多い土には塩分が含まれ、水を引っ張る力が強いため、「青菜に塩」の状態となって植物が水を吸いにくくなり、根の成長を妨げるのです。
これは化学肥料だけでなく、有機質肥料でも同じこと。市販されている、さし木やタネまき用の土には、肥料が入っていません。さし木やタネまきで苗作りをするときは、これらの土を使い、根が出たら肥料分が含まれる培養土に植え替えましょう。新芽が出たら、根が出たサインです。

■畑では、肥料の量に気をつけよう!

無肥料の赤玉土で元気に育ったクウシンサイとトマトも、このまま放っておいたら、育ちが悪くなります。根が出たら、今度は肥料がないとうまく成長しないからです。野菜を育てるとき、畑には事前に元肥(もとごえ〉を入れますが、入れすぎると根が育ちませんし、入れないと苗が元気に成長しません。肥料は、適量が大事なのです。
※テキストでは検証過程を写真入りで詳しく掲載しています。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年8月号より

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